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2010年9月

2010年9月29日 (水)

車お宝話(270)エコを目指すカナダを視察・・・!

カナダのバンクーバーは、初めて訪れた地だが、自然が多く、
美しく、魅力的な街・・・

そのバンクーバーは、マウンテンバイクの聖地ともいわれ、
エコでクリーンなイメージを放っている・・・!

ところが、現実は全く逆の環境がそこにある・・・。

それは、主要先進国のなかで最も温室効果ガス(GHG)の排出量が
高い国となっているからだ・・・!

1990年の京都議定書以降、カナダのGHG排出量は26.2%増と、
世界全体の2%を占めているのだという・・・。

だから逆説的に、現在のカナダは最もクリーン・エネルギーに
力を入れている国とも言える・・・

そこで、電力が豊富なカナダで真っ先に考えられるエコロジーは
電気自動車だと思ったが、はたして・・・

電力は自然を生かした水力発電が発達しているため、異常に安く、
アメリカにまで電気を売っているのだという・・・

勿論カナダは水力資源に加え、石炭、石油、天然ガス等の資源
も豊富だから、エネルギー自給率は推定151%と高い水準にある。

しかしカナダのGHG排出量のうち8割強をエネルギー部門が
占めているのが現状、だから電力部門における効果的なGHG
排出削減対策の実施が急務となっているのも事実・・・。

それは、もともと発電に適した河川が多く、歴史的に見て、
1950年代には水力発電の比率は95%に達していたのだから・・・

ところが1970年代の石油危機以降は、原子力発電が重要な電源と
なり、現在、水力発電のシェアは約62%まで低下しているという。

だから再びクリーン・エネルギーを使ったGHG排出削減が急務で、
最も世界にアピールできる要素でもある・・・。

・・・では、バンクーバーに降り立った感想を・・・

驚いたことに、プリウスのタクシーの、多いこと、多いこと・・・!

日本より確実に多く、ホテルでタクシーを呼んでもらったら、
必ずと言っていいほどプリウスのタクシーが来る・・・

ガソリンも最近は高くなっているそうだが、それでも日本よりは
2割ほど安いが、余程需要があるのだろうう、日本では滅多に見ない
トヨタのハイブリッド車が結構走っている・・・

お世話になった友人も、トヨタのハイブリッド車に乗っていたし、
もし実用的な電気自動車が出てくれば、間違いなく大ヒットする
だろうな~・・・!

知人や、友人宅にも、少々お邪魔をしたが、全体に感じることは
エコというより、どこの家庭も基本が質素だと感じたこと・・・

市内電話はタダだし、税金その他を比べても格段に暮らしやすい・・・
要するに余りお金が掛からないから、シンプルに暮らせる・・・

良く考えてみると、シンプルな生活は基本的にエコだしクリーン
でもある・・・

なにしろ、余り便利になって欲しくない人が、多いそうだから・・・
それは、自然と共生する姿勢を大事にしているからだという・・・。

だから市街地周辺の住宅地は自然がいっぱいで、リスなど野生の
動物も多く、鳥などもオドオドしていないように感じる・・・

ただ5メートルほど目の前に、ブラックベアが出たときは、
いくら危害を加えないと云っても、ビックリしたけどね~・・・!

日本の都会に住んでいる僕の生活と比べると、違いが良く解る。
やはり人間は住んでいる所になじんで同化してしまうのだろう・・・

僕は常々モノの考え方は出来る限りシンプルにと思っているのに、
知らずしらずのうちに、複雑で、無駄な生活になっていたんだと・・・!

20年以上そこに暮らす友人に聞けば、もう日本では暮らせない
と思う、とキッパリ答えた・・・

・・・言われる通り今の日本は、行政にしろ、法規にしろ、
構造改革を思い切ってやらなければ、世界の競争市場で損ばかり
することになる。

・・・だから結果として、頑張ろうという気が起きにくい体質に
なってしまったんだろう。

特にアジアが活気づいている今こそ、最初にアジアで栄えた国と
して振る舞えるノウハウがいっぱいあるのに、惜しいことだ・・・

今回の旅で、ここ最近のモヤモヤした気持ちがスッキリした・・・!

それは自分の人生を、生活の中で精いっぱいエンジョイすること
を学んだからだろう・・・

『お金持ちになって、裕福に暮らしたい人は、精いっぱい働くし、
 自然と共生しながら、心の贅沢をしたい人は、精一杯自然を愛す』

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2010年9月18日 (土)

車お宝話(269)電気自動車が普及する背景とは・・3

ここでは触れないが、何かにつけて話題や摩擦の要因と
なっているのが、破竹の勢いの現在の中国・・・!

それに引き替え、何かにつけて防戦一方のイメージが
付き纏う・・・いまの日本。

自動車の分野でも中国の勢いは留まるところを知らない!

最近は自動車の販売量だけではない、生産に於いても
かなりカを付けてきている・・・

無論、日米欧との合弁が基本だが、時間の問題で追いつく
のは間違いないだろう・・・!

その証拠に、新分野の省エネ車普及には、取り分け力を
入れているという・・・

中国政府は電気自動車など、新分野の省エネ車の普及に
カを入れていて、この10年で500万台を目標にしている
のだとか・・・

政府系の自動車メーカーだけでなく、民間の自動車メーカーも、
政府の支援を受けて、工場建設や拡販に力を入れるという・・・

やはり今後とも、電気自動車が普及する背景には中国の存在が、
なんと言っても、もの凄く大きいと思う・・・!

日本も政府と官民一体で取り組めば、今ならまだ世界に通じる
ことがいっぱいあるのに、惜しいことだ・・・

国が衰退するときとは、こんなものかと思わざるを得ない・・・

『次世代自動車の部品に不可欠なレアアースは9割を
 中国が供給しているが、この7月に輸出を規制すると
 中国が表明したばかりだ』

この文章は前回に書いたものだが、僕が思うに中国は
電気自動車の分野に於いて、最も適している国だと思う。

それは電気自動車の3原則である、バッテリー・モーター
・制御システムのうち、一番重要なバッテリーに不可欠な
レアアースを、ほぼ独占してるんだから・・・

それに電気自動車は、従来の自動車よりも格段に部品が
少ないから、従来のガソリンエンジン車に比べノウハウの
少ない中国にとっても、ハンディキャップが少ない・・・

それと欧米や日本のように、ガソリンエンジンの自動車に
永年慣れている国と違い、違和感なく受け入れられる要素
があると思うのだ・・・

そんなこともあって、この7月にレアメタルの輸出規制を、
中国側が言いだしたのだろうと、勝手に推測しているが・・・!

「日米欧、技術移転に難色」と新聞の見出しに書いてあったが、
そんな駆け引きにもレアメタルの輸出規制は使われているの
だろうけど・・・。

そうそう「技術移転」といえば、日本一だった金型屋さん
だって、今はタイの傘下に入ったし・・・

僕の知り合いのカーデザイナーだって、随分以前にチーム
まるごと韓国の自動車会社に就職しているし、
中国の自動車会社に顧問として契約している人もいる・・・

まぁこれが「栄枯盛衰」の論理と言ってしまえばそれまでだが、
自動車業界に永く身を置いた者としては、最後の一人になって
も頑張ろうと思ってるんだけどね~・・・!

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2010年9月15日 (水)

車お宝話(268)電気自動車が普及する背景とは・・2

『日産GTRの次期型はEVも視野に』・・・と志賀COOが発言!

さらに志賀COOは『日産ブランドやその技術を維持しながら、
新たなスポーツカー像を提案するにはEVスポーツカーが望ましい
と考えている』と語った。・・・と!

この記事を読んだとき、数日前にフェラーリが2012年に発売予定の
『エンツォフェラーリ』の後継車も、パワートレインはハイブリッド
が有力だと語ったフェラーリ会長の言葉を即座に思い出した・・・

急速に来ているこのウエーブは、ひと月ほど前のニュースでも、
ポルシェがHVのスーパーカーとして『918スパイダー』を市販デビュー
させると発表したばかりだ・・・

日産GTR・エンツォフェラーリ・ポルシェ918スパイダー・・・

このような世界を代表するスポーツカーが、軒並みEVやハイブリッド
に傾くのは、世界の世情が地球環境にやさしい方法で、新しい時代の
スポーツカーを求めているからだと思う・・・

志賀COOのインタビューでも『市場の風向きは変わり、顧客のエコ志向は
強まっている。だからこそ100%エレクトリックのスポーツカーは受け
入れられる。我々はすでにインフィニティのハイブリッドスポーツカー
の開発に着手している』と、述べていることでも証明されるている。

ただひとつ心配なのは、100%エレクトリックの自動車は従来の自動車
のノウハウが、活用されにくいということだ・・・!

どう言うことかと云えば、世界の自動車産業をリードしている日本が、
今後は不利になる可能性が大きいということ・・・

それは精密な技術や、部品同士の複雑な調整を得意とする日本にとって、
部品の少ない電気自動車はまさに逆風・・・

部品点数が多ければ多いほど、他国との差別化競争で有利だったのだが・・・

しかし電気自動車の生産に必要な部品は、従来のガソリンエンジンに比べ、
非常に簡素で、車種にもよるが、部品点数は数十分の一ともいわれている・・・

・・・だから心配なのだ。

例えば太陽電池の分野でも、05年までは生産量トップ5のうち4社迄が
日本勢だったのに、新興国の台頭で、今年は上位5位から日本勢が消える
見通しとなってしまった・・・

だからこのEVやハイブリッドなど、環境技術で先行する次世代自動車の
分野でも、やがて追いつかれる可能性は、非常に高いと危惧するのだ・・・

次世代自動車の部品に不可欠なレアアースは9割を中国が供給しているが、
この7月に輸出を規制すると中国が表明したばかりだ・・・

これはあくまで僕の勝手な推測だが、先進国から環境技術を引き出すため
の戦略と見てもおかしくない・・・

時間の問題で、いずれレアアースの供給はひっ迫してくると思われるから、
生産や開発の現場環境は相当悪化するだろう・・・

以前にも書いたが、GSユアサが開発したようなレアアースを必要としない
バッテリーを、一日も早く量産して欲しいものだ・・・。

早くしないと、国内の自動車産業の強みはなくなり、部品メーカーも大打撃
を受けることになる。

『あと15年ほどで産業が壊滅する可能性さえある』という説もあるぐらいだ・・・!

ソニーのウォークマンだって、液晶テレビだって、一昔前は日本の独壇場
だったんだから・・・

・・・僕は何も悲観論を言っているのではない!

同じ失敗を繰り返さないためにも、今こそ心機一転、考え方を変化させて、
積極的に前に出ようと云っているのだ・・・!

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2010年9月 8日 (水)

車お宝話(267)電気自動車が普及する背景とは・・!

自動車販売の目玉だった「エコカー補助金」は事実上、
昨日で終了した・・・。

補助金の対象期間は、昨年の4月から今年の9月まで、
ほぼ1年半の長きにわたって支給されたが、その間
453万台が恩恵を受けたカタチとなった・・・

この制度によって、長く続いていた国内の自動車販売
の不振が活性化され、久々にショールームが賑わって
いたのだが・・・

この「エコカー補助金」の終了で、また元の閑古鳥
が泣いているようなショールームに戻ってしまう・・・。

まぁこれは仕方のないことで、世界中の自動車先進国
も同様の処置で、補助金終了後は20~30%ほど
販売が落ち込んでいる。

とくに日本の環境では、自動車の販売不振は大きく、
国内景気にも影響するだろうし、雇用問題にも大きく
影響するだろう・・・。

当然、自動車メーカーも、ディーラーも、あの手この手で
独自の「エコカー補助金」対策を展開するのだろうが!

ところがどっこい、「エコカー補助金」に取って代わる、
もっと大きな「自動車購入支援策」が検討されているのだ・・・。

それは「電気自動車」のみに採用される、新制度の
購入支援策で、早ければ来年早々だと思うが・・・!

つい先日もテスラロードスターに324万もの補助金が
決定したが、期限は2011年の2月8日までだった。

このドデカイ支援策を、どこの自動車メーカーも見逃す
訳はないだろうし、将来を見つめて益々活気づくだろう・・・

それだけではない、欧州に目を向ければ2012年から、
世界で最も厳しいといわれる二酸化炭素(CO2)の排出規制
が始まる。

現在欧州ではガソリン車よりCO2が少ないディーゼル車が
普及しているが、'12年からの新規制はクリアできない
といわれている・・・

現地点で新しい規制をクリア出来るのは、ハイブリッド車
のみとなっているが、すべてをハイブリッド化するのは
不可能なこと・・・

ところが総量規制のようなもので、この二酸化炭素排出量
は自動車メーカーの総販売台数の平均値で算出するため、
平均値を下げればよいことになっている・・・。

ということは、出来る限りCO2がでないクルマを開発する
しかない・・・

・・・そうなんです。

だから走行中に全くCO2のでない「電気自動車」がこの規制
をクリアするのには、必ず必要になるのです・・・!

でも、電気自動車が普及する背景には、急激な地球環境の変化
があるから、待ったなしで急がなければいけない・・・。

そんなことは、今の日本で暮らしていれば、嫌というほど感じる。
僕の永い人生でも、こんなに暑い日が続いた記憶はないんだから・・・!

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2010年9月 4日 (土)

車お宝話(266)おもしろき こともなき世を おもしろく!

 

大好きな「高杉晋作」の有名な言葉だが、情けないことに
この言葉がピッタリとくる、今の世の中・・・

だから個々が工夫をして、なにかに生き甲斐を持って生きる
しかない、と言うことだろうな~・・・!

今年はとくに幕末ブームと、偶然にしても出来過ぎているが、
時代背景を考えれば、今の世の中と、甚だしく似通っている・・・。

もうひとつ「高杉晋作」の言葉で「苦しいという言葉だけは・・・」
というのがあるが、「奇跡の杖」にも書いている通り、
口に出して言ってしまえば言霊(ことだま)の作用で頭に残り、
心が支配されてしまう・・・

だから決して「苦しい」などとは、口が裂けても言わないが、
今の政治で連想する言葉は「見苦しい」としか言いようがない・・・

だから、つい口を吐いて出てしまうが、ご勘弁を・・・!

その時代も、外国から黒船がやってきて大騒ぎになっていたが、
今の時代も、外圧で日本はおかしくなって円が異常に高騰して
いる・・・

・・・でも、それもこれも身から出た錆だから仕方がない。

グローバルスタンダードというヤツからすれば、
今の日本の行動は、理解できないことだらけ・・・!

一体、この幕末の様相を感じさせる今の日本に、当時のような
救世主は現れるのだろうか・・・?!

「地位もいらず、名もいらず、富すらいらず、命をも賭す」・・・

まぁ今時そんな人物が居るはずもなく、あきらめるしかないが、
それでも自分が出来ることは、自分なりにしっかりやろうと・・・!  

「常に歴史は繰り返す」というが、誰だって、どこの国だって
栄えたいのはあたりまえ・・・

だから頑張って懸命に働く国が栄える、だから「栄枯盛衰」は
仕方がない・・・

だが慢心から衰えるのは最も良くない、悠長なことを言っている
場合ではないだろう、まぁ今はそうならないように祈るしかないが・・・。

今できることは、一人ひとりがもっと真剣に世情を考えるしかないぜよ・・・!

   

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2010年9月 1日 (水)

車お宝話(265)新感覚のスポーツカーになるかも・・・!

   

つい最近、テスト用の電気自動車に乗って街中を走って見たが、
まったく従来のクルマと運転感覚が違うことに驚いた・・・!

以前、三菱・i-MiE(アイ・ミーブ)に乗った時にはそんなことは
余り感じなかったが、まるで違う乗り物のようで全く新しい感覚だ。

よく調べてみたら三菱・i-MiEの場合、極力従来のクルマに近ずけて
違和感を消す方向にセッティングしてあるらしく、それぞれメーカー
によって味付けが異なる・・・

でもこの新感覚は正直楽しいもので、特にベース車がスポーツカー
ともなれば、余計に従来と違う方がおもしろいと僕は思うのだが・・・

このスポーツカーが似合いそうな、新しい感覚を一言でいえば・・・
「ブレーキは使わず、アクセルワークだけで早く走るクルマ」かな~!

単に高速道路をブッ飛ばすというよりは、アクセルのON・OFFを
繰り返しながら、細い峠道をヒラヒラと走って行く、そんなイメージ
だろう・・・。

細い峠道が得意技のスポーツカーといえば、「ZZ」がピッタリくる
と思うのは僕だけか・・・?!

恐ろしく効くエンジンブレーキ、いやいや回生ブレーキをフルに使って、
アクセルをON・OFFさせるだけで早く走れてしまう・・・

微妙なアクセルワークを身につけて、従来のガソリンエンジンとはまた
違う感覚で楽しむのも、一考かと!

『回生ブレーキとは、通常は駆動力として使っているモーターを、
 アクセルOFFで発電機として作動させ、運動エネルギーから
 電気エネルギーに変換し、発電時の回転抵抗を制動力として
 利用するもので、電力回生ブレーキ、回生制動とも呼ばれ、
 エレベーター、電車、自動車などに広く用いられる、とある。』

同じクルマでもパワーソースが違えば、特性が大きく異なる・・・

動力源をモーターで行うEV車は、吸入・圧縮・爆発・排気を繰り返す
内燃機関と違い、電磁力により直接回転カを生み出すからトルクの出方
が早いことが特徴・・・

だから従来のガソリン車の性能と比較するより、新しい基準値を作ら
ないと適確とは云えないし、イメージが湧かないだろう・・・!

では僕が考える「EV車の性能基準値」の考え方を簡単に紹介しよう・・・

最高速度は、減速機などで回転数を下げ、目的のトルクを得られるから
確保できる。

だから従来通り、そのままでいいと思う・・・

最近良く使われる0~100kmの加速と、0~400mの加速タイム
ではトルクの出方が全く違うモーターでは参考にならないと思うのだ!

誰でもEV車に最初に乗って驚くのは、出だしの瞬発力と立ち上がりの
早さだろう・・・

だから0~100km加速や、0~400mの加速タイムではモーター
の特徴が生かされないし、表現的にも違う気がする・・・

よって僕は基準値を「0~30km加速」と、「0~60km加速」、
            「0~100m加速」と、「0~200m加速」を
電気自動車の基準値にしたいと思っている。

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