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2010年2月 5日 (金)

車お宝話(219)トヨタのリコール問題

ここのところ、トヨタのリコール問題が米国で大きくなって
いるが、それに輪を掛けたように、今度はトヨタの看板商品の
プリウスにも問題が発生してきた・・・

そこで、精神的に人ごとではない気がして落ち着かないから、
いつもの「スーパーカーまでの道のり」を離れて、
気になる話題に少し触れようと思う・・・

だってちっぽけでも、僕も35年間経営者をやってきたし、
ましてや、いくら規模が桁違いでも、同じ自動車を造って
来た者としては、明るい気持ちにはなれない・・・

「アクセル」が戻らないという問題の次は、
プリウスの「ブレーキ」が効かなくなるというのだから、
経営陣としては堪ったものではない。

「アクセル」と「ブレーキ」なんて、測ったような取り合わせだが、
なんか新社長が試されているようで、気の毒になってしまう・・・!

もっとも、日本が世界に誇れる「トヨタ自動車」なのだから、
きっとうまく収拾すると信じているのだが・・・

でもこればかりは、少し心配だ・・・!

朝のABCニュースを見ていても、アメリカでの反響は様々で・・・

『トヨタのディラーはリコールに適切に対応してくれ満足している』
と答える人や、『次から次えと問題が起き、もう信頼できない』と、
インタビューで答える人など様々だった・・・。

だから命にかかわる商品を造っていると言うことは、
本当に怖い部分もあるが、それでもストーブ製造だって
人の命にかかわるのだから、何が安全とは言い切れないが・・・!

さて、そのプリウスのブレーキはコンピューターを見直せば
解決するらしいが、それでも今まで売った台数を考えると、
気の遠くなるような対応をせざるを得えない・・・。

症状としては、ごく低速で1秒ぐらいブレーキが効かない
らしいのだが、確かに乗っている人は怖いと思う・・・

多分似てると思うのだが、僕にも同じような経験がある・・・

古い話で恐縮だが、1960年代初頭のロールスロイス
・シルヴァークラウドがそうだった!

Rolls

ブレーキに、まだマスターバックが付いてない時代の車だから、
ブレーキペタルを踏んでから、効きだすまでに1秒ほど掛かる・・・

01237

でも、このクルマが気に入って、暫く乗っていた時期があるが、
とうとう最後にはブレーキにマスターバックを改造して取り付けた。

この場合、前もってブレーキは効かないことが判っているし、
あらかじめ早めにブレーキを踏むから、危険性は少ないが・・・

それでも、駐車場に入れる時や、信号待ちで止まるときなど、
いちいち緊張したのを思い出す・・・

やはり交通量の少ない時代の乗りもので、現代のように交通量が
多い時代には、とてもとても、恐ろしくて乗れない・・・

まぁこの場合はちと事情が違い、極々稀にそんな症状が突然出る
のだから、乗ってる方も慌ててしまうのだろう・・・

かと言って、造る方も何万台、何十万台に1台ぐらいの割合で、
それも極々稀に症状が出るのだから、予測がつかないと思う・・・

それに、ハイブリッド独特のブレーキシステムだから、
従来のクルマとはブレーキの効き方が少し違う・・・

以前に、プリウスのレンタカーを借りて乗った話を書いたが、
そのときもブレーキの効き方が独特だと感じたし・・・

なんにせよ、プリウスのブレーキはコンピューターで制御されて
いるんだから、極々稀な症状なんて予測不可能だろう・・・!

以前に乗っていた「ジャガーXJR」だって、突然「セイノウテイカ」
なる文字がメーターの中に浮かび上がる・・・

ほんとに、なんの予兆もなく、突然大幅にパワーダウンして、
走らなくなるからビックリする・・・。

もっと悪いことに、一度だけだが高速道路上で突然1000回転しか
上がらず、また下がらず、といった症状になったこともあった・・・

ところがエンジンを掛け直せば、何事もなかったかのように
もと通り走るし、数か月も同じ症状は出なかったんだから・・・

多分湿度の問題で、コンピューター・ボックスがシケて誤作動が
起きるのだと僕は思う・・・

まぁそのときも思ったが、コンピューター制御の車を造るなんて
至難のワザだと・・・!

今更ながら、コンピューターを一切使わなかった、「ZZ」の
コンセプトは大正解だったと思う。

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コメント

こんにちは。私はずっとアンチトヨタですが,今回の騒動は心配しています。国益にも影響する大問題になりかねませんよね。販売優先で開発期間が短かすぎなのかもしれませんね。それとも,もっと深い闇があるのか…なんてことも考えてしまいます。ラルフネーダーとか,ああいう人がまた出てくるんでしょうね。早く終息へ向かえばいいですね。

投稿: 昭和36年式 | 2010年2月 6日 (土) 17時01分

このブレーキが効かなくなる話ですが、HV車初心者が、そのシステム上、低速域で効きが悪くなる回生ブレーキに慣れてなくて、単にそのことを誇張して「ブレーキが効かない!」と言っているだけだと思っておりました。

ところが私の知り合いに新型プリウスに乗っている人がいて、今回の件を聞いてみたら、実は一度危ない目にあったのだとか・・・

その人は、前方の信号が黄色になったのでアクセルオフ、そのまま惰性で停止線に近づき、ブレーキを踏んで止ろうとしたら・・・なんとブレーキがスコ抜けた!

たまたまその人も旧車乗りで、運転中にそういったことが起こる想定を持ち合わせていたのと、「ブレーキをかけるときは“ポンピングブレーキ”」と教習所で教わった世代であったことから、すかさず踏みなおしたことで、事なきを得たのですが、それでも少し停止線をオーバーしたそうです。

曰く、「前に車がいたら、追突していたかもしれない」って、こりゃ慣れの問題だけじゃない訳で、トヨタさんも新年早々対策で大変なんじゃないだろうか・・・・・と。

投稿: 千葉のS | 2010年2月 7日 (日) 01時01分

そうなんですよね~、早く終息に向かえばいいのですが・・!

僕は、トヨタは世界中から今最も注目される企業だと思っていますが、反対に厳しい目で精査されていることも事実です。

だから余計に、慎重にすべての事柄を進めていかなければいけない状況にあると思います。

だから今こそ、原点に立ち戻った車造りを期待しています。

投稿: 富田義一 | 2010年2月 7日 (日) 01時26分

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