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2010年2月27日 (土)

 車お宝話(224)(新)回想録・・・(11)コルベット

 

お宝話の新・回想録(1)に、スーパーカーブームの到来までには
最初の外車屋時代だけでも、5年以上の月日を要したと書いているが・・・

全くその通りで、いつまで経ってもスーパーカー話に辿りつかないから、
アメ車の代表としてコルベット・スティングレイで一応の区切りを
つけたいと思う・・・。

ちょうどトヨタの米下院公聴会での大量リコール問題をめぐり、
大波乱の様相のとき、タイミングとしてはいいのかも・・・

これは僕の個人的な意見だが、今回のトヨタ問題には大きな影を感じる!

それは今のアメリカにとって、ゼネラルモータースの復興は大きな問題・・・
だからこの問題が大きな後ろ盾になって、トヨタ叩きが燃え盛るのだと
考えるからだ・・・

勿論、トヨタの社長も認める、トヨタサイドの落ち度も十分にある・・・
急速に世界一になった背景には整備されていないシステムもあったのだろう!

でも過去の前例や自動車業界の現状を考えたとき、余りにも過剰な反応と
思わざるを得ない・・・。

今回取り上げる「コルベット・スティングレイ」は、ゼネラルモータースが
アメリカで、押しも押されぬナンバー1企業として君臨していた時期のクルマ・・・。

そのゼネラルモータースは、既に1950年代にはアメリカ最大の企業となり、
50年代半ばには、アメリカで最初に年間10億ドル以上を稼ぐ企業となっている。

そのゼネラルモータースが経営破綻し、超多額の税金が再生費用として投入
されたのだから、なんとしてでも確実に再生させなければ政治の汚点となり、
問題が大きくなる・・・

そんな時、アメリカの地でシェアーを伸ばし続けたトヨタが、
この時ばかりと、袋叩きに遭うのもうなずける。

そのゼネラルモータースの破綻によって、多くの人々が未来を失い、
日々の暮らしを苦境に落とし入れたのだから、この問題の根は深い・・・。

かといって、トヨタも永い年月を掛けてアメリカに根付いている企業・・・
生産にしろ、販売にしろ、サービスにしろ、労働者の多くはアメリカ人だ。

どちらに世論が傾くにせよ、問題の根は深い・・・
これは現在の日本も同じだが、多分に政治の色が濃い解決になると思うが・・・!

これぞ日本の”ことわざ”にある、「出る杭は打たれる」と「判官贔屓」が
ダブルで重なった典型的な現象だろう・・・。

さて前置きが長くなったが、「コルベット・スティングレイ」に話を戻す・・・

このクルマは確か、1963年型のC2型・コルベット・スティングレイで、
今なら値打ちの「スプリット・ウィンドウ」だったと記憶している・・・

04081

リヤーのウィンドウが真中から2分割になった個性豊かなリアービューと、
筋肉モリモリのフロントが、巧く融合した歴史に残るデザインだと思う。

向こう隣にはシッカリと、「シボレーカマロSS」が同席している・・・。

スティングレイと言えば、このカタチを思い浮かべるほど強い印象を持つ!

こちらは1964年型のオープンモデルに、珍しくハードトップが付いている・・・

04083 

アメリカという国は世界一オープンモデルが多い国だから、トップを付ける
人は殆どいない、多分このクルマは日本人のオーダーなのだろう・・・。

04082_2

僕の記憶では、排気量は5,358 ccの水冷V型8気筒OHVエンジンで、
キャブレター仕様の340馬力だったと思う・・・

この頃のアメ車のハイパフォーマンス・モデルは皆OHVだが、
なにしろ音に迫力があった、”ボォロロロロ”の排気音が懐かしい・・・

写真がないのが残念だが、427モデル、即ち 6,997ccで400馬力以上の
スティングレイも数台取り扱ったが、加速や吸排気音の迫力は凄いが、
高速道路での直進性はとんでもなくひどかった・・・

・・・これはクルマ自身のサスペンションにも問題はあるのだろうが、
当時流行したワイドオーバルタイヤに問題があったのだと思う。

まぁそんなことより、このクルマの魅力は何と言ってもスタイルだろう・・・

・・・その当時でも、抜群のスタイルにみんなが振り向いたが、
画一的なデザインが多くなった現在では、アメリカを代表する
クラシックな1台となったと思うのだが・・・

・・・でも僕は以前にも書いたように、C1、C2、C3型とある中では、
やっぱり初期型のC1に魅力を感じてしまう・・・

1953年にGMが初じめて2シーターのレイアウトでオープンスポーツカー
のプロトタイプを発表、シボレーブランドを一躍スポーティなイメージ
にした野心作だった・・・

その中でも僕が好きなのは、56年式のシングルライトのヤツ・・・!

これは大昔のカーグラフィックに付いていた附録の絵だが、

Dsc00726
今も仕事場の壁に額に入れて飾っている。

でも何故なんだろうな~・・・若いときはヨーロッパのスポーツカー
にしか余り興味がなかったのに・・・

・・・だから僕はこの56年式のシングルライトのC1には乗ったことがない。

時を経て、徐々に郷愁が湧いてきたのは何故なんだろう・・・!

多分今になって、なんの神経も使わずにイージードライブができる、
アメリカンクラシックが恋しくなったのかも・・・!

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