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2010年2月13日 (土)

車お宝話(221)(新)回想録・・・(8) ランチア

《当時では滅多に見ることのない珍しいクルマが、
 次から次へと入庫し、展示されるのだから、
 たちまちクルマ好きの名所になってしまった・・・!》

まぁ、そんなふうに前回のお宝話に書いたが・・・
それでも仕入れる要素としては、一連の流れがあった。

それは商売と言うより、自分が好きなクルマを見つけては、
仕入れて展示する・・・

ただそれだけのことだけど、僕なりにはこだわりがあって、
フランス車、イタリア車、イギリス車、ドイツ車、アメリカ車など、
そのときの気分と言うか、感覚で、クルマを集めて行った・・・

だから、1台だけポツンとフランス車があるのではなく、
少なくとも、3台、4台と、まとめて展示をしていた・・・。

その理由は単純で、例えばアルファロメオのジュリアSSが
売りに出たとする・・・

A4

そうすると僕は徹底的に資料を探して、納得のいくまで調べる。

だから調べ終わったときには、そのクルマに気持ちが乗り移って
いるから、仕入れないわけがない・・・

第一、この地点ですっかりイタリア車の大ファンなんだから・・・!

そのうえ、調べていく流れの中で、その車と比較される車種や、
対抗するクルマの知識も、すっかり頭のなかに入っている・・・

そうなると話は単純で、次はその対抗馬や同型車が欲しくて、
欲しくて仕方がないから、探すことになる・・・

だから、同じ系統のイタリア車が3台、4台と揃うことになる、
という訳なんだな~・・・!

そんなことで、相当クルマに対する知識を身につけていたから、
当時の有名な自動車評論家の人たちでさえ、僕に聞いてくる
ひとも結構いたんだから・・・

何しろ東京に行っても、海外に行っても、自動車に関する本を
見つけるのが楽しみで、開業以来10年も経てば資料は膨大に
なっていた。

東京に行ったときには、必ずと言っていいほど南青山にある
嶋田洋書に通って、次の注文をして帰ったもんだし・・・

・・・仕入れの旅でヨーロッパに行ったときには、
車種別の整備マニアルなんかを手に入れて、持ち帰ったりしていた!

今でもほんの1部だが、アルピーヌA110や、スーパーカー関連
の整備マニアルが何冊か手元に残っている・・・

勿論、日本のカーグラフィックの創刊号や、オートスポーツの
創刊号はいまでも持っているが・・・

でも残念なことに、夢工場を閉鎖するときに殆ど資料は無くなった・・・
僕の宝物だったんだけどね~・・・!

でもご安心を・・・僕の頭の中の本棚に、ほとんど残っているから。

この当時アルファロメオと言えば、対抗馬としてランチアが
頑張っていたし、トリノが創業地のフィアットも規模があった。

同じイタリアでも、アルファロメオはミラノを創業の地とし、
ランチアはトリノを本拠地とする自動車メーカーだから、
それぞれに、日本人には理解のできない根強いファンがいた・・・

A6

まぁ、米国の野球ファンを想像するのが一番近いのかも・・・。

とくにランチアはラリーにめっぽう強く、後のスーパーカーブーム
でも人気のあったランチア・ストラトスは、1974年、1975年、1976年
の世界ラリー選手権製造者部門のタイトルを獲得したほどだ・・・

04015

04016

このフルヴィア・クーペ1.3HFも、1974年のラリーでは大活躍したし、
小排気量のスポーツカーの中では、本格的な雰囲気を持っていた。

A2

エンジンは4気筒DOHCで、排気量1298cc、出力101ps/6400rpmで
最大トルクは13.3kg-mと低かったが、当時としては別格・・・

全長×全幅×全高・3935×1555×1300mmとボディは小さく、
車両重量は825kgと、現代では考えられないほど軽かったから、
軽さで走るラリーカー独特のいい味を醸し出していた・・・

だけど今では、アルファロメオも、ランチアも、フェラーリも、
み~んなフィアットグループの1員だけどね~・・・!

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1.クルマお宝話」カテゴリの記事

コメント

今日初めてブログを拝見しました。
昔のトミタオートの建物が懐かしいです。
きっと憶えておられないと思いますが、20年近く前、僕が若造の頃に両親と一緒にお店に伺ってお話をして、車を見せていただいて、ハルトゲの5に乗り出した者です。
○○院の甥です。安田さんが亡くなってからも、中島さんとずっとお付き合いさせていただいています。
若い頃に憧れていたこともあり、また中島さんのご指導もあり、今はダブルシックスと964に乗っています。
ブログを拝見していると、個性的な車が昔は沢山あったのに、今はどの車を見ても変わりばえがないと思ってしまいます。
ますます旧車に乗りたくなってしまいますね。

投稿: yoshihiro | 2010年2月15日 (月) 00時30分

そうですか、○○院の・・・
そちらとは僕も縁が濃くて、いつもお世話になっていました、ほんと懐かしいですよ・・・!
僕も長くハルトゲのH5spに乗っていましたし、ジャガーは今も大好きです。
このジャガーひとつ取って見ても、お尻が自然に下がったエレガントなデザインのクルマがほんと無くなってしまいましたね~!
いま時のクルマはみんなお尻が高く、戦闘的ですが落ち着いた美しさが感じられません。

やはり欧米の自動車産業が隆盛の頃のものと、今のものとはどことなく違いますね~・・・

自動車の文化が華やかな頃と、今のように生き残りをかけて造っている自動車とでは、感じるものが違うのでしょう~・・。

投稿: 富田義一 | 2010年2月15日 (月) 11時49分

わざわざ返信していただいてありがとうございました。
あの時、富田さん直々に、750iLと、560SELを運転していただいて、助手席に乗らせていただいた時は、ヨーロッパ車の上級モデルの、圧倒的な雰囲気に感動しました。
その後は、叔父のお古を乗りついで、途中に安田さんお勧めのトミーカイラB4に乗ったりしていましたが・・・
最近は旧車ばかりに目がいきます。
シルバーシャドウとか、450SEL6.9とか・・・
中島さんに半ば呆れられています。
僕個人の周りにも旧車が好きな方が多く、73年Eタイプと2CV(最近ZZも入手されました)にお乗りの方や、シトロエンSMを所有されている方もおられまして、影響を受けています。

投稿: yoshihiro | 2010年2月15日 (月) 22時11分

へぇ~そうですか、Eタイプと2CVとZZですか・・・

最近の僕のブログ内容と似てますね~、よろしくお伝えください。

投稿: 富田義一 | 2010年2月16日 (火) 11時26分

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