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2009年10月 7日 (水)

車お宝話(188)米車魂を感じる素晴らしい映画・・1

  

ひょんなことから、予期せぬ素晴らしい映画を見てしまった・・!

いつものことだが、観たいみたいと思いながら、観れないのが映画。
何ということはないのだが、ゆっくりと映画館に行く暇がないだけ
のこと・・・

そんな時、僕が絶対に見るべき映画だと云って、この映画のDVD
をパートナーがプレゼントしてくれた・・・

クリント・イーストウッドの集大成とも、最後の俳優業作品とも
言われている・・・「グラン・トリノ」

なんとクルマの名前がそのまま、映画のタイトルになっている・・・

・・・だけどクルマの映画ではない、このクルマの持つイメージと、
持ち主の主人公がオーバーラップする話なのだが・・・

・・・でもある意味このクルマが占めるウエイトは大きい!

このクルマが持つ宿命や、アメリカ車の運命、デトロイトの現在など、
かなり複雑で、余程アメリカ車に精通し、詳しくなければ理解は難しい!

多分この映画を見た多くの人は、この1972年製の「グラン・トリノ」が
値打ちのある貴重なクラシックカーだと思っているのではないか・・・?!

・・・もしそういう意味でなら、マニア垂涎のフォード車は他にある。

だから「グラン・トリノ」を選んだ狙いは、主人公の人生と
オーバーラップする事を表現するためのものだと僕は思う・・・

もちろん主演は78歳のクリント・イーストウッドその人が演じている!

主人公は帰還兵で、永年フォードの組み立て工員として勤めていた
頑固で一徹な老人・・・

生活は質素で、住んでいる所も最早白人は少なく、東洋人が多い。
これは現在の自動車の街、デトロイトを現実的な姿で描いるのだろう・・・ 

息子は日本車のセールスマンをしているという設定で、生活は豊そう・・・

・・・乗っている車がトヨタだから、現在のトヨタとフォードの立場を
リアルに想像させている・・・

最愛の妻を亡くした葬儀のシーンから、始まる映画なのだが・・・
場面場面で老人が生きてきた時代と、現代のギャップを強烈に描く!

白人至上主義で頑固一徹な老人が、露骨に人種差別用語を使って
東洋人を非難する所があるのだが、こんなに露骨に人種差別をして、
大丈夫かと思うほどハラハラさせられる・・・

要するに白人とイエローの東洋人が、だんだんと絆を深めるといった
内容なのだが、見始めた当初は、こんなに東洋人を罵倒した内容で
いいのかと不安になったほど・・・

その孤独な老人の唯一の宝物が、1972年型フォード「グラン・トリノ」

クルマの名称がそのままタイトルになっているが、直接的にクルマが
活躍するのではなく、あくまでイマジネーションの世界・・・

・・・ところで、僕があまり映画の解説をしても何の意味も持たないし、
返って迷惑だろう・・・

そこで僕が元外車屋としての経験から、多少は人と違う見方で書かせて
もらうことにする・・・

実は興味を惹かれながらも、孤独な主人公の唯一つの宝物が1972型の
フォード製「グラン・トリノ」ということに、最初おおいに戸惑った・・・

というのは、その年代は外車屋時代の僕にとっては、特に忘れられない
シビアな時期で、1971年型と1972年型では人気がまったく違ったのだ・・・!

それは1971年までは排ガス規制など、そう厳しくはなく、
フォードならマスタング・BOSSや、シェルビーコブラGT500など・・・

GMならシボレーカマロSSや、トランザムなど、大排気量で大馬力の
ハイパワー車が目白押しだった・・・

当時日本でも、このアメ車のミディアムクラスのスポーツカーが大流行した。

          

          ・・・・・・・次回につづく

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