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2009年5月30日 (土)

車お宝話(153)幻の「ZZⅡ」とは・・・Ⅰ

 

表面に決して出ることのなかったスポーツカー「ZZⅡ」・・・

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このクルマのことは、僕の頭の中の倉庫に、静かに眠っていた・・・

思い出がいっぱいあり過ぎて・・・

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僕も、「ZZⅡ」も、ひっそりと静かにしていたかったのかもしれない。

表に出たことのない秘話が、ベールにつつまれたまま・・・

・・・僕はこのクルマのシャシー・コンセプトに賭けていた!

それは初代「ZZ」で、株式公開を目前にまでしながら、
銀行の倒産というアクシデントで、振り出しに戻ってしまったから・・

・・僕の永い人生をふり返っても、「あきらめ」の文字はない・・・。

・・・だからふたたび、このクルマにすべてを賭けたのだ!

僕の知るかぎり、このシャシー・コンセプトは世界初のアイデアだと・・

初代「ZZ」のアルミ押し出し工法を、数歩前に進めた画期的なモノで、
この工法に、トップ企業のアルミメーカーが挑戦してくれた・・・

この大メーカーでさえ、初めての試みなのだからと、期待する・・・

そうそう、この頃だったかな~、新幹線プロジェクトの人たちが見学に・・!
おなじ乗物に託す夢を、楽しく語り合ったものだ・・・

・・・待つこと1年以上、何回もの試作を繰り返し、とうとう完成した!
・・・と同時に、特許申請を・・・。

ここから解良君の活躍が始まるのだが、それは後日ゆっくりと書こう!

今だから言えることだが、この地点で大自動車メーカーのトップに、
このシャシー・コンセプトを披露し、売り込んだ・・・

ところがだ!・・・特許申請は却下された。

「ZZⅡ」のカーブしながらアルミを押し出す工法も・・・
初代「ZZ」のまっすぐに押し出す工法も・・・

・・従来からある「押し出し工法」には変わりはないというものだった!

豊富な資金があれば、方法論を変えて特許を取得することも出来たが、
その当時の状況では、諦めざるを得なかった。

・・・夢のもてるクルマが造りたい・・・
・・・そんな野望と、みんなの期待を一身に受けての挑戦だった!

最終デザインに漕ぎつけるまでには、紆余曲折いろいろあったが、
いま振り返って見れば、一番楽しい時間だったのかもしれない。

だが、ひとたびデザインが決まってしまえば、
造形のプロ、メイサンの八木氏が、一世一代の仕事をしてくれた・・・

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好人物の八木氏が、今までの仕事の中で一番の出来と自信を見せた・・!

この会社の名前がおもしろい・・・
ヤギはメ~イ、メイと鳴くからメイサンだって・・・!

最近、このメイサンの八木氏が、「ZZ」のカウルをモディファイした
らしい・・・

写真を見せてもらったが、ヤッパリ巧いよ・・・!
(相模の方の許可があれば写真を紹介したいが・・)

こんな風に素材を提供して、オーナーが自分だけのオリジナルデザインを
楽しめるようになれば、造る方も繁盛するし、乗る方も楽しいのに・・・

こんな素材提供だけの、自動車メーカーがあってもおもしろい・・・!

まぁそれを近い形にしたのが、「ZZ」だったと思うのだが・・・。

もともと「ZZ」は、そんな想いを持ったオーナーが自分で
いじれるようにと解良君が、CPのないキャブレターにしたり、
足回りに自由度を持たせたのだから・・・

                          

                           つづく

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1.クルマお宝話」カテゴリの記事

コメント

ZZⅡやっぱかっこいいですね。

投稿: 02 | 2009年5月30日 (土) 17時20分

グランツーリスモに登場したZZⅡと比べると、微妙な違い(CGとリアルの差ですが)がありますけど、この車がLMGT1に走るような事があれば、一生懸命応援していたはずだなと思っています。
見る機会があるならぜひとも見て見たいです!

自分が一番衝撃的だったあの車を見て見たいなと

投稿: あきら | 2009年5月30日 (土) 21時50分

先日サーキットでトヨタ2000GTを見たんです。こんな素敵な人間味の詰まったクルマをトヨタが作ってたんだ、、、って思いました。
ZZⅡ、素敵ですね、、、(ため息)
僕ごときでは上手く表現できないですが、とにかく人間が魂を入れて作った、という感じがします。だのに、旧い感じが全くしない。
例えばZZⅡがEVだとしてエンジン音ではなく、ウィ~ンって感じのモーター音で走ってもかっこいいですね。

すいません、僕の勝手な感想です。

投稿: さわ | 2009年5月30日 (土) 22時28分

 確かに一昨年のTKOC全国ミーティングで沢山のZZを拝見しましたが、それぞれが個性の塊でした。

 非常に面白い素材です。必ずや何時の日か手に入れたいと思います。

投稿: tkVOXY | 2009年5月30日 (土) 23時29分

いゃぁ〜本気で欲しくなりましたよ。ふと2002年2月号のXaCARザッカーと言う雑誌を読み返してしまいました。インテリア、エクステリア共に今でも全然通用するんじゃないでしょうか。僕も小さなことかもしれませんが、うちの車庫にZZが納まっているイメージをしてみますね。オーナーズクラブの詳細はまたお知らせいたします。

投稿: 圭.夢工場 | 2009年5月31日 (日) 15時24分

凄い写真ですねdash格好良いの一言・・・。
以前、何かしらの雑誌別冊(ホリーデーオートだったかな?!)の裏表紙で赤い『ZZⅡ』を拝見した事がありましたsign01

投稿: berg-cyo | 2009年6月 1日 (月) 07時51分

コメント、ホントに本当にありがとうございます・・。

僕も益々健康に留意して、頑張らなくっちゃ~・・と!

このクルマは、ZZ同様、前後のオーバーハングが極端に少ないのが特徴で、僕もそこが好きです・・・

過給機付きなので、より多くのエアーを取り込むためにルーフに2本のダクトをデザインし、それを特徴としました!

投稿: 富田義一 | 2009年6月 1日 (月) 12時23分

冨田さん、こんにちは。
お世話になっております。

とうとうZZ2の件ですね。
確かにEVのテスラ ロードスター系の路線もアリかもしれませんね。。。けどやはりここはマニュアルのガソリン車でぜひ。
カメラで言うバカチョンデジのAFか、塩銀の1眼レフマニュアルか…それはユーザーが選択することですよね。

どこまでもエンスー志向で。。。ぜひ!!happy02good

投稿: miyata | 2009年6月 1日 (月) 14時59分

miyata さん・・やっぱり好きですね~!

まだまだ、これからですが頑張りますよ・・・。

投稿: 富田義一 | 2009年6月 2日 (火) 13時19分

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