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2009年2月 7日 (土)

車お宝話(124)ちょっと満足・ちょっと自慢!

    

先日PCで自動車の最新ニュースを見ていて、思わずニンマリしてしまう、
「ちょっと満足・ちょっと自慢」の記事が出ていたので、申し訳ないが書か
せてもらう・・・

なにも僕に直接関係がある訳ではないが、僕にとっては「ちょっと嬉しい」
出来事なのだ・・・

と云うのは・・この自動車不況の中「AMG」の販売台数が前年比19%増
の24200台も売れたという記事を見て、自分が永年想い描いて来た事
は間違いではなかったのだと、思わずニンマリしてしまったと言う訳だ・・!

この自動車不況の中で、前年の販売台数を20%近く上回ると云うことは、
やはりコンプリートカー・ビジネスは不況に強いという事になる・・・

それは、ちょうど前回のお宝話に書いたことが、事実だと証明された様な
もので、ゲームの任天堂にしろ、この不況下にめっぽう強いのは「AMG」
と同じで、そこにしかない、独自の魅力があるからだろう・・・

不況下でモノが売れないというが、それはユーザーが欲しいモノに対する
選択肢の絞り込みを厳しくし、どうしても欲しいモノしか買わないからだ!

だから売れないという事は、その選択肢に残れなかったと云うことだろう。

そして、そこにしかない独自の魅力をもつ商品にとって、この不況はそれ
ほど影響しないと言える・・・。

それにしても、僕が知っている、アウヒレヒト率いる、「AMG」のままなら
きっと今頃、苦戦しているに違いない・・・

やはりメルセデスという自動車メーカーの存在があってこそ大きく育った
のだろうから・・・!

「ビジネスとは何時の時代もそうだが、ユーザー不在の処に花は咲かない!」

「特に新しいビジネスモデルの場合、ユーザーが理解し、認知するまでには、
 相当な時間とパフォーマンスを要する・・・」と前章で書いたことが当て嵌る
 好例と云えるのでは・・・

また、「頭の中では最近の「AMG」のように、コンプリートカーをピラミッドの
    頂点に、エアロパーツや、アルミホイールなどの、用品販売が成立
    すると信じて疑わなかったが・・・」とも書いているが・・・

この分野でも、AMGパッケージの名称で、前年を何と73%も上回る成績
を上げているのだから「信じて疑わなかった」ことは大正解と云えるのでは!

だからコンプリートカーの認知度が低い20年前では、とても採算が取れる
販売台数ではなかったし、また日産自動車との提携も、泡と消えて苦労の
連続だったが、もし今日まで続けていられたら、花が咲いたかも知れない!

こんな事を書いていると、ベンチャービジネス誌の原稿を書いていたころを
思い出してしまうが、時代は変わっても、「お客様ありき」の原則は不滅だ!

ガラッと話は変わるが、「お客様ありき」の思い出話をしよう・・・。

僕が独立したての頃の外車屋は、クルマをズラリ並べ、その脇に、外から
中が見えないほどの小さな窓の、事務所を設けて商売をしていた・・・

ほとんど、米軍基地の近くから派生した、この手のクルマ屋が多かった。

当時の不動産屋も、窓の少ない、暗くて狭いイメージの事務所だったから、
同様に傍から見た目には恐ろしくて、胡散臭い商売と思われていたに違い
ない・・・

そんな折、今まで話したことはないが、24歳で京都のファッションビルに
当時のトップ・ファッションブランドとコラボした喫茶店をオープンした。

この喫茶店は明るく開放的で仕切りもドアもない、床を一段上げただけの
完全なオープン・ティールームで、当時は日本初と随分と騒がれた・・・

お茶を飲みながら、有名ブランドのファッションブティックが覗けるのだから
楽しいと、話題になり、いつも盛況だったが・・・

もっとも、美人の姉妹が2人で店を切り盛りしていたから、評判になったの
かも知れないが・・・!

この時期に、ファッション界を知った事で、外車屋がひどく遅れている事に
気が付き、ひょっとして何とか成るのではと・・・

そして、明るく開放的なオープン・ティールームからヒントを得て、胡散臭い
外車屋の事務所を、一転、恥ずかしいほど外から丸見えのオフィスに造り
変えた・・・

多分、新しいものと、旧いものが入り混じった、数年前の中国をイメージ
してもらえば理解できると思うが・・・

現在なら当たり前のことだが、当時としては破格の行動で、外から丸見え
のオフィスにいること自体、恥ずかしかった・・・

ところが、日本初の、この試みと戦略は、当たりに当たった・・・!

ハッキリと分かるほど客層が変わったのだ・・・・・・今までなんとも言えない
ほど暗い雰囲気の中での商いから、一転して明るく楽しい日々に変わった!

それはそうだろう、丸見えのオフィスの中には、優しい顔をした若造の僕??
が居るのだから、誰しも安心して声を掛けてくれた・・・

実を云うと、その頃は、客層の悪い外車屋が嫌で、もう辞めようと喫茶店を
オープンしたのが本当の処なのだが・・・

(お宝話 4を是非参照してください、おもしろいですよ~)

当時のそれまでは、一般の人が外車に乗ること自体、あまり考えない事で、
仮に欲しいと思っても、安心してクルマを見ることなど到底不可能・・・

それでもと思う人たちは、度胸一番、あの胡散臭い外車屋の事務所に飛び
込むしかなかったのだ・・・まるで出入りの様に・・・。

オーバーな話に聞こえるかも知れないが、余程の度胸と、自信がなければ
外車には乗れない時代だったのだから・・・!

だから当時は、自動車雑誌の、「売りたし」「買いたし」コーナーが一般的で、
個人売買が主流だった・・・

間違っても、あの恐ろしい外車屋などに行けるものではなかったのだろう!

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コメント

最近日記は見ているものの、なかなかコメントが出来なくてすみません(汗

昔の外車屋は知りませんでした・・・
そのようなお店・・・入るだけでも勇気が要りますw
ヤナセやそのほかの輸入ディーラーもこぞって真似して、
今では外車の浸透率も高まっているのではないでしょうか?
そう思うとその効果は今でも絶大なんですね・・・
講談社の「Group C 地上の戦闘機」
少し(というよりかなり)興味がわいています。
9000円というのがネックで、なかなか手が出ないのが悩みなんですがね・・・
僕がルマンを知る少し前に終わってしまったんですが・・・

1000馬力のモンスターマシンが最高燃費18km/ℓで走る
最高時速は400km/h!
有名選手でもあまりの速さに足が震えた

その記録を読むだけでも、当時どれだけクレイジーで素晴しいレースがあったのか想像できます。
去年北米マツダが出した「風籟」も
その臭いが感じ取れてましたよ~
リアに掲げられた『55』の数字はかつての787B
を見ているようでした。
しかし、大きなメーカーとなると利益重視になるもので・・・
この車も『デザインコンセプト』という輪から抜け出せないまま、埋もれてゆくようです・・・
どのように素晴しい実働コンセプトカーでも
こうして葬られてゆくのは悲しいですねぇ

欲を言えば『乗ってみたい!!! 触れてみたい!!!』ですが(笑

ご存知かもしれませんが
そういえばZZの新型カウルが出るみたいですよ?

投稿: あきら | 2009年2月10日 (火) 18時48分

久ぶりですね~!

ZZの新型カウルの事は知りませんよ?!

誰が仕掛けるのかな~?!

投稿: 富田義一 | 2009年2月12日 (木) 12時30分

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