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2008年10月18日 (土)

車お宝話(95)発表用・「ZZ」のスタジオ撮影

         

塗装工場で、初舞台用に特別な化粧を施された、「ZZ」を最初に見たとき、
余りの美しさに感動してしまった・・・・・

塗装工場の親父さんも、職人さんも、このクルマが「トミタ夢工場」の行く末
を決める、大事な発表用車両だと云う事を、重々承知のうえで引き受けて
くれた仕事なのだ・・・!

それにしても、このエクステリアに関して言えば、出来の悪かったクレイ・
モデルのときから、ハラハラしながら見守っていたのだから余計だ・・・

前回に紹介した雄型の原型からは想像できないほど綺麗に仕上がった、
ピカピカ、ツルツル、のボディを撫でながら、暫しウットリしていたのを
思い出す・・・・・

塗装工場から直接撮影スタジオに運ばれたのか「夢工場」から運んだのか、
記憶はハッキリしないが、スタジオに搬入する時の記憶は、やけに鮮明に
残っている・・・!

このスタジオは、車の撮影用にはなっていないから、入口が狭く、ピカピカ、
ツルツルの「ZZ」を無傷でスタジオに入れるのには、一苦労した思い出が
あるのだ・・・・・

車がスタジオの中に入るほどのドデカイ設備は、京都の地だからほとんど
無いのだが、たまたま近くにフジテレビの番組を制作している所があった。

このスタジオとは最初のチューニングカー「M30」の時から、既にお付き合
いがあり、歴代のチューニングカーのスタジオ撮影は、全てこのスタジオで
撮ったものだ!

そう云えば、当時、この会社のホームページはトミーカイラが表紙に使って
あった事を思い出した!

と云う訳で、スタジオの社長や、スタッフとはすでに旧知の仲だったから、
みんなが「ZZ」の大応援団と化して楽しく深夜まで撮影が続けられたのだ!

スタジオ全体は大きな建物で、普段は車の撮影などないから、特別に裏口
から「ZZ」を搬入するのだが・・・・・

第1スタジオがクルマが入る一番大きな部屋で、そこに搬入し撮影の準備
をする。

勿論エンジンは掛けずに、大勢が手押しで位置をセットするのだが・・・

天井の高さや後ろのスクリーンの位置など、クルマにライトが綺麗に当た
るようにセットするのだが、簡単なようで、これに結構時間が掛かるのだ。

10143 

この写真を見て、量産車と違う所が一つあるのに、お気付きだろうか・・・?

10144
それはホイールの外周に、赤いリングがはっきりと映っている所だ・・!

これはホイールの外周が歩道の縁石でよく傷がつく、ついても簡単に取り
換えられるカラーのホイールリングを、と考えたのだ。

特許の申請も出して、用意万端だったが「ZZ」そのものの話題が大きくて、
このカラー・ホイールリングの事は、ついぞ話題にならなかった・・・残念!

いま、この写真を見ていても、ピカピカ・ツルツルのブランニューの新車
の雰囲気が充分に伝わってくる・・・・・

結局、朝からぶっ通しで撮影をしているのに、深夜になってしまった。

でも撮影が終了する最後まで、僕も立ち会ったが、楽しかった思い出しか
記憶にないのだから、やはり感無量で疲れなど感じなかったのだろう・・!

撮影の合間に、会社の間接部門の人や、受付嬢など、色んな人が見学方々
差し入れを持って来てくれたから、ガキの頃の遠足見たいな気分だった。

04014_2

この写真は以前にも使ったが、この撮影が終了した時に、記念にと撮った
ものだ・・・!

このスタジオ撮影で撮った写真は、最初の分厚いカタログを作る為のモノ
だったが、結局、世界中の自動車関係の雑誌社や新聞社にも送られた。

余談だが、この分厚い「ZZ」のカタログを、例のポールフレール氏の時に、
スタッフが、徳さん(徳大寺氏)に手渡したら、ビックリして「こんな立派な
カタログを作る位だから、富田さんはさぞ元気だろう!」と云ったらしい!

このスタジオ撮影の模様は、お宝話42にも「ZZと集合写真」のタイトルで
書いているから、良ければページバックして見てほしい・・・・・

4年近くも掛かった「ZZ・プロジェクト」の総仕上げとなるこのスタジオ撮影、
楽しくほっとした雰囲気の中にも、いい緊張感があったのを、今思い出した!

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コメント

ホイールリングとは!
まったく気づかなかったのは恥ずかしい・・・

現在出回っているホイールにも無い様な気がします。(てっちん用とかは見るんですけどね)
歩道でガリガリと削ってしまうことはスポーツカー乗ってる人にはちょくちょくあることらしく(先輩もしてたんで・・・)
このような気配りひとつで、乗ってる人にもホイールにも優しい物が出来るんですねぇ。

ところで、ライトを見てると思ったんですが
当時のライトは黄色なんですか?
中古車情報や、他のオーナーさんのホームページなど見てると、カメラに写るライトの色が白に見えるんです。

投稿: あきら | 2008年10月19日 (日) 10時09分

このプロトタイプも京都に見に行きましたよ。このプロトタイプのエンジンキーはスイッチパネルのならびにあって、確かエンジンもボタンで始動するタイプだった記憶があります。その後、量産モデルではミラーとかサイドマーカーも変わってましたね。ただ、あの赤のホイルリングはなぜとっぱらってしまったのですか?やはり見た目の問題だったのかなぁ?と勝手に思ってたんですが…。

投稿: 圭.夢工場 | 2008年10月20日 (月) 08時28分

あきら君・・・白ですよ、黄色く見えるのは撮影時の単なる映り込みですよ!


圭さん・・・ミラーもマーカーもリングもイギリスでの
許認可作業の時に変更になったんです。
本当は許認可のために沢山変更してますよ・・・!

投稿: 富田義一 | 2008年10月20日 (月) 11時57分

日産のMID4や、ダイハツと童夢が計画したX-021など…
夢のあるスポーツカーのコンセプトは、ZZの計画以前にも
いろいろ検討されては、いつの間にか消えていったのを沢山見て来ました。

はっきり言って…
トミタのZZも、そんな中の一つなのかなぁ…と当時は感じておりました。

しかしこのカタログを初めて拝見した時…
「トミタは本気で、こんな車を市販化するつもりなんだ。」
…と確信しました。

そのカタログは何度も何度も読み返し…
写真を見ては、所有したい気持ちが高まりました。
真ん中のページにある、透視図のZZのアイデアは最高ですよね!

ちなみに…
カタログ裏表紙にあるZZの写真と、全く同じカットで写した写真を
自分のブログのプロフィール画面にしております。(゚-゚)

投稿: ヤス | 2008年10月20日 (月) 18時37分

そうですよね~!あの頃は色んなスポーツカーが発表されました。
ダイハツのX-021の時は同じダイハツからハルトゲシャレードが、モーターショーのステージでコンパニオンと一緒に回っていましたよ!
だから僕もダイハツのブースにいましたよ・・・!

あの透視図は今なら大変な事ですよ、ホント!

投稿: 富田義一 | 2008年10月20日 (月) 19時46分

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