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2008年9月17日 (水)

車お宝話(86)走り出したボクサー・サウンド!

       

積年の想いだった、スバル車ベースのコンプリートカーが、いよいよ完成!

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ネーミングは「M20b」、2りッターのボクサーエンジンという意味だが、
僕にとってスバル1000スポーツから、初代インプレッサまで、想い続け
て22年もの月日が経っていた事になる。

それにしても、とうとうボクサーエンジンをチューニングする事になった
のだから、想いは持ち続けるものだと、つくづくそのとき痛感した・・・!

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今でもハッキリと覚えているが、真っ赤な1号車の「M20b」を撮影する
為に、実は琵琶湖周辺を赤いポルシェ・スピードスターを駆って、随分と
走り回ったことがある・・・

それは「M20b」のロケハンの目的と、僕なりの考えがあって比較テスト
をして見たかったからだ。

丁度その頃、僕はこのポルシェを自分の物として5千キロほど走り込んで
いたから、「M20b」との比較がし易いと判断・・・・・このスピードスターを
敢えて引っ張り出して来たという訳だが・・・・・・

このポルシェは初代スピードスター以来、初めて造られたスピードスター
で、このターボルックのスピードスターが発表されたのを機に、初めての
新車を手に入れた・・・・・!

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RRと4WD、6気筒と4気筒の違いはあっても、同じボクサーエンジン、
どれぐらいフィーリングが違うのかを、是非とも試してみたかった・・・

結局、琵琶湖周辺をポルシェでロケハンした結果、空いていて、道の広い
奥比叡ドライブウェイを、撮影場所とすることに・・・・・

その奥比叡ドライブウェイをポルシェで何回も往復して、ハンドリングや
ブレーキ等を、「M20b」と比較する為に細かくチェックした。

カタログ撮影の当日・・今度は「M20b]のステアリングを僕が握って、
撮影現場までの道のりを、存分に楽しみながら走った・・・!

前々日に、全く同じ道をポルシェで走っているだから、この比較は面白い!

「M20b」の助手席にはカメラマンの中本君が乗っている、その中本君
が「これは凄い・・・!」としきりに感心している・・・・・

それもその筈、その頃としては非常に珍しい四駆のスポーツセダンだから、
コーナーの立ち上がりなど、助手席に乗っていても分かるのだろう・・・

その頃の主だったフルタイム四駆は、スバル以外では、GTRとAUDI
ぐらいで、ポルシェはまだまだRRが主流の時代だった・・・!

そのポルシェも時代の流れか、現在は注文の半分以上が四駆なのだと云う。

この日は最初から僕が走行写真のドライバーもやる積りだったから、結構
気合を入れて走っていたと思う・・・

・・・だから余計にカメラマンの中本君も凄いと感じたのだろう・・・!

さてさてポルシェとの比較だが、これは期待通り「トミーカイラM20b」
に大きく軍配を上げることになってしまった・・・・・

まず、サイズが小さいから乗り易く振り回し易い、その上、四駆のメリット
でグリップが良いから、ポルシェが得意とするトラクションも、ほぼ互角!

日本で乗るならサイズも小さく、価格も3分の1ほどの「M20b」に軍配
が上がってしまうのは、仕方のないことかも・・・・・

それに市販車として大事な乗員数は、「M20b」に大きなメリットがある。

ポルシェと比較して大きなハンディがあるとすれば、シートとブレーキ位だ
と、僕はその時感じてしまった!

このスピードスターのシートは格別で、レカロがこのポルシェ専用に造った
スポーツバケット・シートは、僕がそれまで座った中でも一番だと思うほど
に素晴らしいものだった。

ポルシェファンの為に少し言い訳をすると、あくまで今回はスピードスター
との比較であり、普通のポルシェではない・・・・・

このスピードスターは、パワーステアリングも、パワーウィンドウもない、
5速MTで、クラッチもかなり重い硬派な仕様だから、極太タイアでノン・
パワーステアリングの操縦性はかなりキツイのも事実だった・・・・・!

ここまでは撮影時の楽しい思い出、ここからはパーツの苦労話を少々・・!

そんなことで無事に撮影をこなし、出来上がったカタログと、ポスターを
スバルの富士重工本社に持ち込んだ・・・・・

カタログもポスターも評判は良いのだが、スバル用品の会社扱いになる
「トミーカイラ」のエアロパーツに問題が発生したのだ・・・・・

フロントスポイラーに組み込んであるフォグランプが問題に・・・・・!

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要するに、ポスター写真の様にいくらカッコ良くても、フォグランプ一体型
だとコストが掛かり過ぎ、販売価格が高くなる・・・・・

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かと言って、フォグランプのないデザインにすれば、目のないのっぺらぼう
の「お化け」の様になってしまう・・・・・

・・そこで考えたのが、この「M20b」の写真の様に、コンプリートカー

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はフォグランプの上にフォグカバーを取り付け、そのカバーに[tommykaira]
のロゴをプリントして装着した・・

そしてスバル用品のエアロパーツには、フロントスポイラーに[tommykaira]
のロゴ入りフォグカバーのみ装着して、解決した・・・メデタシ、メデタシ!

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コメント

なつかしいですね〜。僕はちょうどこの頃トミーカイラを知った訳ですが、四つ折りのポスターサイズのパンフもらった覚えがあります。赤のM20bの写真がすごく綺麗でしたよね。試乗もさせてもらいましたが、本気でM25と悩んだ時期もありました。僕も水平対向のあの音が好きだったので結構惚れちゃいましたね〜。しかもトミタの社員の下妻さんや久保さんの運転で助手席に乗せてもらった時の試乗でも、かなり本気でアクセルを踏んでくれるので車のすごさがよくわかりました。グリル回りが変わった時、フォグカバーは一瞬遅れての登場だったと記憶してますが、まさかそんな理由があったとは思いませんでした。それでやっとわかったのですが、その後のインプにトミーカイラと形が同じGTウイングがついてるのにロゴがない?パクリか?みたいに勝手に思ってたけど、あれはやはりトミーカイラと同じ物だったってことですよね?納得です。ショールームの写真も懐かしいですね。このショールーム…と言うか本社の建物が好きだったのかなぁ。僕は静岡なんですが、観光ついでにトミーカイラじゃなく、トミーカイラに行くついでに観光みたいな感じで何度か行ってました。今のエムディレクションはまだ1度も行ったことがないんですけどねぇ〜(^^;

投稿: 圭.夢工場 | 2008年9月18日 (木) 10時05分

いや~、懐かしいお話をありがとうございます。
その頃の社員は、結構飛ばしてたんですね~・・・
クルマも、自分も、いいとこ見せなければって・・!

GTウィングのこと思い出しました、そうなんですよ・・
純正採用されてもブランドは別だったんですよ!

僕が41歳の時に建てた建物は、もう一度同じものを建てたいと思っているぐらい僕も好きです・・・
西大路通りの突き当りの正面は、本社らしく堂々と・・・
ガレージからの景色は、正面にVの字の階段があり、一方は本社機構と営業部隊へ、もう一方は開発部隊と教室へと・・
階段が空の向かって末広がりを意識してデザインしました。
ガレージの隅に欅の株立ちを配し、玉砂利や庭石で和を意識して、ショールームへと続け、一体感を出しました・・・
懐かしい話です・・・!

投稿: 富田義一 | 2008年9月18日 (木) 15時34分

ポルシェファンです・・・(^^)
奥比叡、ホント気持ちいいですよね!走り終わるとブレーキパッドから煙がもくもくということもありました。
でも、軍配のあがったM20b、奥比叡を走らせてみたいものです!

追伸:エピソードが尽きませんね~、すごいです!
ブログ更新楽しみにしております!!

投稿: さわ | 2008年9月19日 (金) 08時17分

いや~ ご無沙汰・・・!
スピードスターで極太タイヤのノンアシスト・ステアリングを選ぶところが、僕らしいでしょう・・・

同じノンアシストでも「ZZ」は何の苦もなくステアー出来る・・・こういう所に、この経験が生きてるんだよね~!

えへん、えへん!

投稿: 富田義一 | 2008年9月19日 (金) 12時55分

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