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2008年8月 2日 (土)

車お宝話(74)最近つれづれ思うこと! Ⅲ

       

僕が多少距離を置いているからかも知れないが、クルマ好きの傾向が
少し変って来たような気がしてならない・・!

以前はもっと新車の動向に興味を示していたように思うのだが・・・

僕が思うに、この成熟した日本のマーケットの中で、特にクルマ社会
は成熟しきってしまい、興味を失ってしまったように思う。

戦後の日本は世界の中でも比類なき発展を続けてきた国の代表だろう!

その原動力は終戦直後の食糧難から始まり、ないないずくしのモノを
手に入れるために、国民が総力を挙げてきた結果に他ならない。

僕も一応は戦中派だと人にはよく云うが、実際は終戦の半年ほど前に
生まれたのだが、乏しい食料とモノが少なかった事はよく覚えている。

そんな中で、当時の一番先進的なモノが自動車だったから、中学生の
頃に出会った玩具のスポーツカーでさえ、心を奪われてしまったのだ!

だから時代の進歩と共に、国民全体が次々と発表される自動車に興味
を奪われるのは、至極当たり前のことだった。

この結果は東京モーターショーの入場者数にハッキリと表れている!

有名なアポロ11号が世界を沸かせた1969年に、東京晴海の会場
には、この頃流行りの「モーターリゼーションの到来!」のキャッチ
コピーと共に、152万人の人が押し掛けている。

開催日数は今より3日少ない14日間での記録である!

僕が自動車販売業として独立1年目の24歳の時で、この年に色濃く、
モータースポーツ、高速道路、スポーツ車などの言葉が横行して来た。

メーカーもそれまでの車造りから、モータースポーツを幅広く研究し、
先行する欧米の自動車メーカーに追いつけとばかり高性能化を図った!

その頃のユーザーの根底には新しいモノに乗りたい、欲しいといった
気持があったからこそ、モーターショーも大盛況だったし、自動車の
市場も活性して行ったのだ・・・

・・・な~んか、こんなことを書いていたら、僕の独立の時期と全く
オーバーラップしてしまうではないか・・・!

今の今まで考えた事もなかったが、何といい時期に独立したのだろう!

だからトントン拍子に業績を上げることが出来たのかと、今更ながら
運の強さに感謝、感謝・・!

それもスポーツ車・高性能・欧米車といった言葉が、モータースポーツ・
高速道路といった、今まで日本人が耳にした事のない言葉と溶け合って、
やがてスーパーカーブームや、チューニングカーへと昇華して行ったの
だろう・・・!

いや~、僕の短い歴史でもちゃんとストーリーになっているではないか!

・・・話を最初に戻すが・・・・・

高度成長のとどめにバブルが弾け、何でも彼でも上昇志向だった人々が、
今持っているものや、過去のモノを見直し、最小限度の物しか買わなく
なってしまった。

その結果、カローラの宣伝文句の「隣のクルマが小さく見えます」や、
「いつかはクラウン」的な上昇志向から、効率的なクルマへと転換して
行ったのではないだろうか!

長い時間をかけて、バブル破壊の後遺症から立ち直った人々が、次に選
んだクルマが、多目的志向のボックスタイプ車なのだろう。

「安くて、性能も良く、大勢乗れる」この手のクルマに移行して行った。
早い話、メーカーも存続のためには、売れるクルマにしか力は入れない!

これは僕の一方的な見方だが、「ホンダ」が一番スポーツ性イメージを
大事にして来たメーカーだったと思うのだが、今は見る影もない・・・

「おやじさん」が生きておられたら、もっと違う方法で業績を伸ばして
いたと信じて止まない・・・

その点、スモールBMWの運転する楽しさは「BMW」の一貫した姿勢
を感じさせる・・・

ホンダが由一国産で、BMWに近いと思っていたから、余計にそう思う!

そんなことで、クルマ好きが思う魅力的で面白いクルマは、どんどんと
影を潜めてしまった!

面白いクルマが少なくなって行く状況の中で、クルマ好きが選んだ道は、
「古いが、魅力的で、面白い、」愛車を”手放さなかった”ことだろう!

このことを言いたいが為に、長々と書いてきたのだが・・・

だから新しいクルマを選ぶ人より、古いクルマを大事に乗る人の方が、
「新クルマ好き人種」と言えるのではないだろうか・・・!

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コメント

運も実力の内ですか・・・
あやかりたいものです(笑

>スポーツ性
その気持ちわかります!
今の車は「売る」「利益」しか読み取れないんです(涙
タイプRはまだホンダの意地が読み取れますが、
最近は遊び心の感じれるような車がないですね・・・

あのS2000のような過激な車
自分で作れたらと思うとワクワクしてしまうんですよね(笑

投稿: あきら | 2008年8月 3日 (日) 00時36分

この歳になって分かったことは、90%が運だと云うこと。
でも強い意志で信じることが出来れば、必ず運は味方する。
だから間違いなく、運は実力です・・!

今度の「アルファロメオ・アルファ・ミート」は、久々に
心踊る楽しげなクルマだ・・・

やはりヨーロッパ車は「一日の長」があるな~と・・・!

投稿: 富田義一 | 2008年8月 4日 (月) 16時46分

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