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2008年7月 9日 (水)

車お宝話(67)懐かしのtomita auto の資料(Ⅱ)

     

前回の(Ⅰ)に写真を5枚掲載したが、どれを取っても懐かしい!

この写真は2つ折りの簡単な会社案内で、中にカタログが挟める
ようになっている。

07051_6

当時の本社ショールームで撮影したものだが、本物のメルセデス
300SLガルウィングと、なんの変哲もない280SEの2台
が写っている。

この写真を見ていると、今更ながら、その頃の自分の考え方や、
方向性が、実に良く写真に出ていると思う。

今までなら、300SLガルウィングを見つけて展示することが
一番の目的だったが、この頃は早やモノ造りに目覚め始めていた!

実はこのなんの変哲もなく見える280SEだが、外観は純正の
AMG仕様で、エンジンはtomita auto製の「ターボ・疾風」が
取りつけてあるのだ!

今ではエアロパーツ付きのメルセデスは見慣れているが、この頃
など自動車評論家ですらメルセデスはノーマルで乗るものと決め
付けていた人が多かった時代だ。

ましてやメルセデスにターボを付けるなど、"とんでもない"と云う
評論家が大半だった。

そういえば、この280SEターボの取材でこんなことがあった。

取材の後で、レーサー上がりの評論家に、メルセデスにターボを
付けるなど邪道だ!・・・見たいなことを言われた!

僕は思いっきりキレまくって、そいつを怒鳴りつけて、とうとう
謝らせた思い出がある!

確かにその頃の環境が、暴走族イコール見たいな、そんな雰囲気
だったかもしれないが、時を経て何十年も経てば答えは自然に出た。

今にして思えば、若気の至りで申し訳ないと思うが、その頃は自分
なりに新しい事に挑戦しているという自負と信念があったからだ!

いつの世も、改革派と保守派の戦いがあるものだが・・・!

その下の2枚目の写真がそのカタログの表紙で、タ-ボ・ハヤテ
と読む。

07053_2

メインには「ターボ疾風」カラーのF3のレーシングカーが写って
いるが・・・

実は僕が初めてチーム監督になった、思い出のレーシングカーなの
だが、キツイ思い出がある・・次回にでも詳しく書くことにする!

そのカタログの一番下に、カッターナイフのようなロゴ・マークが
あるが、これが例のMTDのロゴ・マークだ!

その横にターボ付きエンジンの上に女の子が乗っている写真がある。
実はこの可愛い女の子の頭には、悪魔の角が生えているのだが!

「魂を売ってもパワーが欲しい」・これ全て"林みのる"の仕業だ!

というのは、この頃はまだtomita autoのメインは販売会社だった。
だから開発部門など憧れこそすれ、まだ存在しなかった。

だからこのターボ・ハヤテは設計から開発まで全て童夢に依頼した。
その結果、カタログ・デザインまで林君がやってくれたという訳だ!

だけど、この頃のtomita autoは、既にハルトゲのチューニングや、
ターボの取り付け、エアロパーツの製作等は、結構手慣れていたが!

このターボ・ハヤテを開発するきっかけは、その下にあるカタログ
写真の、「BAE・ターボシステム」の総代理店をしていたことが
原因している。

07054

アメリカ製のターボシステムで、BAE社はそこそこの規模もあり、
製品の見た眼も悪くないのだが、価格が高い上にドッカン・ターボで、
タイムラグ出まくりの、典型的な後付けターボだった。

・・・だから極力タイムラグの少ないターボシステムを、と考えた!

価格を抑え、仕上げの良さや、取り付け性を重視した自社製ターボ・
システムが、この「ターボ・疾風」なのだ!

tomita autoがターボ・キットを造っていたなんて、余りご存じない
と思うが・・・!

ポケバイのチッパーに始まり、3輪車のコメット、ターボシステムと
その後のクルマ造りの原点が見えてくる。

・・・つづく

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コメント

人それぞれが抱くブランド・イメージがあるのは否めませんが、評論家なんて現場には碌に携わりもしないくせに好き勝手なことばっかり言うことは今も昔も同じなんですね。

私自身は車によってはノーマルがいい、モディファイしたほうがいいという考えはあります。例えば状態のいいミウラをイオタににモディファイすることですが、仮にそのようなことがあってもランボルギーニ社のスタッフや前オーナー氏をがっかりさせるような車には仕上げたくはないと考えてます。

投稿: 野村宏一郎 | 2008年7月10日 (木) 00時43分

そうですよね~!
何事も決めつけてはいけないと思う。
人それぞれ環境も違うし、考えも違う!
むしろそれより、自分が"ある"事の方が大事だと思う。 

投稿: 富田義一 | 2008年7月10日 (木) 19時52分

はじめましてこんばんわ。
昨年このブログを発見以来興味深くよませてもらっています。
今まで、トミタオート広告で白黒写真でしか見たことがなかったものがカラーでアップされてたり、いく種類ものカットがでていたりでクラッシックカーやスーパーカーを一趣味で研究(おおげさか?)している私には大変参考になります。そんななかでブログ上で気づいたことや30年来の疑問や質問したいことがあります。最近のいろんな雑誌の記事でも記者が若いせいかまた、当時のことを語る人々の記憶があいまいになってきているせいかはわかりませんがこのままでは間違った事実が伝えられるような事がおおくなってきてるようです。

で、もし可能なことであれば是非に富田氏にお伺いしおはなしをおききしたいのですが・・・。ご多忙かとは思いますがお返事お待ちしております。

かめぴーとふざけた名前で失礼しますが友人たちもよくここをのぞいているみたいですこしばかりはずかしいので。

投稿: かめぴー | 2008年7月11日 (金) 21時20分

それはそれはどうも・・・!
僕で答えられることなら、なんでも結構ですよ。

一度、概略をコメントしてみてください!

投稿: 富田義一 | 2008年7月12日 (土) 13時44分

初めてまして こんにちは。

ターボ疾風と検索していたところこの記事にたどり着きました。
と、言うのも当時物の日産 L型エンジン用の未使用のキットを入手する事が出来たのですが、説明書が無く取り付ける事が出来ていません。
当時の説明書 若くは、神奈川で取り付けを協力して頂けるショップ等の情報を頂けると幸いなのですが。
どうか宜しくお願い致します。

投稿: 相田洋平 | 2013年4月21日 (日) 07時03分

昔のことなのではっきりしませんが、調布のセントラル20が当時取り扱っていましたので一度聞いてみたらと思いますが?!

投稿: 富田 | 2013年4月22日 (月) 18時12分

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