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2008年6月 7日 (土)

車お宝話(58)幻のポケバイ・チッパー

   

(57)で「コメット」のことを書いていたら「ポケバイ」の事
を思いだして、ひとりで懐かしがっていた・・・・・!

余りに遠い昔で、いつ頃だったかハッキリと思い出せなかったが、
2,3歳だった息子をモデルにカタログを作ったのを思い出した。

だから、僕が30歳を少し過ぎた頃だったと思う!

まだ「ポケバイ」と云う名前もなかったと記憶しているが、本当に
に小さなバイクで、その頃まだ小さい小さい息子に丁度いいサイズ
だったからモデルにと・・・・・!

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だから・・・・・「チッパー」と命名した。

これはアメリカン・バイクのチョッパーを捩ったもので、僕の最初
のモノ造りだったと思う。

少し前にも書いた様に、もともと僕はオートバイが大好だったから
40歳位までは必ず1、2台は手元にあった。

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その頃、イタリアから「イタルジェット」というスモールバイクを
何台か仕入れて乗っていたこともある。

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スピードレースの経験はないが、若い頃はレーサー・レプリカ等に
憧れが強く、小回りの利かないセパレート・ハンドルにしがみ付い
て山あいのアスファルト道を走っていた!

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そうそう今思い出したが、もう若くはない頃に、スズキのレーサー
・レプリカで黄色いハーベーカラーのGSX400に一目惚れした。

しかし買ったものの、その辺りをチョロチョロ転がすだけで乗る暇
もなく店の隅に置いてあったのだが・・・!

そんな時、林君(童夢社長)も偶然のようにバイクに凝っていて、
仲間を紹介されて、ツーリングに行こうと云う事に・・・!

その時、「富田は昔バイクでレースに出てたからな~」等と言われ、
思わずプレッシャーをかけられてしまった。

一応レース経験者だけど・・・モトクロスだよ・・・!

根がカッコつけの僕は、いい所を見せようと約束の日が迫ったある日、
ひとりでGSX400に乗って山あいのアスファルト道に向かった!

永く走っていなかった山あいのカーブを徐々にスピードを上げて・・

・・・ところが!

バイクの性能が違うのか、歳を取ったのか、それとも久し振りなのか、
気が付いたときは「田んぼ」の中に・・・やっぱり僕は"田んぼ"か!

幸いバイクは無傷、僕も柔らかい土と草のお陰でカスリ傷一つない。
でも、バイクよりかなり遠くに尻もちを着いていた!

ツーリングの当日、20歳位の可愛い女の子がレーシング・スーツを
着て、僕と同じ黄色のハーベー仕様のGSX250に乗って来ていた。

なにも知らない林君は、彼女に「富田について行けよ!」と云ったが、
可愛い顔した彼女の腕は相当なもので、僕がついて行けなかったよ~。

まさか「先日転んで怖いので・・」とは言えないし・・・・!!

・・・・先日の出来事は、今でも内緒にしてあるが!

僕の高校時代は、モトクロスのことを、"田んぼ"とかスクランブルと
云ったから"やっぱり"の感が有るってことかも知れないけどね!

話を戻そう、この「チッパー」には指示器も、ホーンも付いている。
ホーンではなく自転車のチリリン・ベルだけどね!

区役所に行けば問題なく、立派にナンバープレートがもらえる!

中々良く出来たポケバイで、エンジンは芝刈り機の物で、「ゼノア」
と云うメーカー製だが、最初の頃は苦労した。

この「ゼノア」が何に使うのかと、中々図面を出してくれなかったが、
100台も造ったら、喜んで協力してくれる様になったけど!

ところがある時、思わぬことが起きた!

京都の僕の会社に、突然、東京の原宿署から電話が・・・!

聞けばあの有名な原宿通りで毎夜、この「チッパー」が数十台集まり
レースが行われていると云う!

ところが警察は苦情ではなく、今後も「チッパー」を造り続けるのか?
と丁重に聞いてきた!

とっさに僕は、100台限定ですからもう造りませんよ・・・と云って
しまったが・・・・・

下請けのK君に生産中止のことを話したら、それは困るから後を続け
させて欲しいと・・・・・僕は喜んで了解した!

それが後の「ポケバイ」となるのだ!

K君のお陰で、このポケバイ経験者の子供達から何人ものGPライダー
が誕生し、世界で活躍している。

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