« クルマお宝話(44)初期の夢工場のクルマたち(Ⅱ) | トップページ | クルマお宝話(46)「ZZ・幻の430台」・Ⅱ »

2008年4月21日 (月)

クルマお宝話(45)「ZZ・幻の430台」・Ⅰ

今回のタイトル、幻の430台の話をしよう!

お宝話(41)、「シムカと僕の考察」の最後の方に2枚の
写真を掲載したが、この写真こそ発表会の成果を示す写真だ!

プレス発表会の案内に返事がきた出席数だけ椅子が並べてある。
僕の記憶では150席ほどだったと記憶しているが!

04043

これだけ多くのプレス関係者に出席して貰えるということは、
それだけ多く報道して貰えるチャンスがあるということだ!

プレス発表会の席上で、某編集長に「この出席数は大メーカー
並みの出席者だよ!」と教えてもらい、胸を撫で下ろしたのを
思い出す!

この中には10社近くの外国メディアも含まれていた。

1995年7月、芝公園の「東京プリンスホテル」の宴会場に、
2台の発表用、トミーカイラ・ZZを持ち込み展示した。

ベールに包まれた2台のトミーカイラ・ZZを前に、大親友の
馬場弘文氏が総合司会をしてくれた。

04211

発表会の第一部は関係者の方々を招待し、本当に大勢の人たちに
参加して頂いた。

04212

特に嬉しかったのは、当時、アメリカ日産で社長をされていた
大野社長が、このレセプションのために、わざわざ帰国して出席し
て頂いたこと。

舞台に上がって褒め言葉とも、くさし言葉とも分からぬ楽しい祝辞
をくれた童夢、無限、トムスの友人の社長達!

デザイン担当の由良卓也氏、ドライバーの津々見氏など多くの人

に祝辞を頂いた。

思い出せば走馬灯のように、次々と浮かんでくる!

第2部は最初に書いたように、プレス関係者に対する発表の場と
なっていた。

例のたくさん並んだ椅子の写真がそうだ!

国内の自動車メーカーからは、ほとんど開発関係の方が来てくれ、
それ以外に、自動車業界や用品業界からも大勢参加して頂いた。

いよいよ、セレモニー!

04213

1台は、ZZの最大の特徴となるアルミモノコックを披露する為に
シャシーはむき出しの状態にした。

04214

勿論、このままの状態で走ることが出来る!

もう一台は完成車で、アルミ・モノコックのイメージを印象付ける
為にシルバー・メタリック塗装とした。

04215

プレス説明会では解良君がZZのコンセプトやエンジニアリング
について話をし、僕が今後の方針とか目標を話した!

04216

このプレス発表会の成果は、翌月の8月Ⅰ日、発売開始日に
凄い反響と共に現れた。

04044

1995年8月1日、朝一番から電話が殺到した!

初めての経験だった、一日数百本の電話の対応に明け暮れた。

そして一ヶ月後、3年間の予定生産台数430台を完売して
締め切った!

これが430台の根拠だが、正直、念じて、夢見ていた台数が
現実となったこの時期、430台の生産ラインを国内に造るのか、
それとも海外に造るのか、この時は全く決まっていなかった!

まして、これだけの台数を生産するには、かなりの資金が必要に
なる、これからの資金調達が大変だつた。

契約書にサインして貰った人たちに、手付金なり、内金なりを
貰えば簡単に資金は調達できたのだが!

早く納車できる人でも2年近く先になる、ましてや最後の人は
4年近く先になる。

その上、我々としても初めての事だから、何が起きてもおかしく
はない、結論として我々は、手金や内金は貰わない事とした!

そんな時、有難いことに、当時の日本興業銀行の京都支店長が、
430枚の売買契約書を見て、1年分の資金を引受てくれた。

次回につづく!

|

« クルマお宝話(44)初期の夢工場のクルマたち(Ⅱ) | トップページ | クルマお宝話(46)「ZZ・幻の430台」・Ⅱ »

1.クルマお宝話」カテゴリの記事

コメント

ZZが発表された時は、はたしてどんな車かとても興味を持っていました。パイプフレームの完全な!?スポーツカーだとは思っていませんでした。

家の近所にもシャッター付きのガレージで、ZZをいつもメンテナンスされている方がいます。ハンドリング、加速、乗り心地等ほんとに楽しい車なんでしょうね!

一度は乗ってみたいけど、そこまで踏み切れない自分がいます!

でも、経済的に余裕があれば欲しい車です!!

投稿: R-Zファン | 2008年4月23日 (水) 20時33分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« クルマお宝話(44)初期の夢工場のクルマたち(Ⅱ) | トップページ | クルマお宝話(46)「ZZ・幻の430台」・Ⅱ »