« クルマお宝話(35)スーパーカー裏話シリーズ | トップページ | クルマお宝話(37)スーパーカー裏話シリーズ »

2008年3月18日 (火)

クルマお宝話(36)スーパーカー裏話シリーズ

   

  ランボルギーニ・「ウラコ」と「ハラマ」そのⅡ

今回は後編ということで「ランボルギーニ・ハラマ」の話を
する積りなのだが、「ハラマ」自身には大きな特徴といった
ものはないし、話題にも乏しいから話が手詰りなのだ!

03181

そこで今回は、この「ハラマ」を通してランボルギーニ社の
戦略を、僕なりに推測してみることにしようと思うのだが!

03182

もっとも、この頃から30年近く経った現在、アウディの傘下
に吸収されていることを考えれば推測し易いと思う。

僕としても、少しは似たような経験をしているから、
この推測と言うよりは臆測だが、興味のあるところだ!

ランボルギーニ社は、今から40年以上も前、
1965年のトリノショーに、一台の衝撃的なクルマを
デビユーさせた!

そのクルマこそが、「ミウラ・P400」のプロトタイプで、
この「ミウラ」の出現によって、「ランボルギーニ」の名を
一躍、世界の桧舞台に押し上げた!

フェラーリの跳ね馬に対して、闘牛のエンブレムを纏って!

フェラーリに対し、むき出しの闘志を表現する伝説をとも
なって、一瞬にしてスターダムにのし上がった!

そして1971年のジュネーブショーに、決定打ともいえる
「クンタック・LP400]」を発表して「スーパーカー」
不動の王者となった。

まぁ此処まではクルマ好きなら良く知っていることだが!

それでは僕の勝手な推測を開始しよう!

こんなトントン拍子に、衝撃的なクルマを発表した
ランボルギーニ社は凄いと思う!

やはりイタリアはデザイン大国、世界からの注目度が高く、
有名なカロッツエリアも沢山あった。

この成功はデザインの斬新さが大きく関わって「衝撃的な力」
の源になっていると僕は感じている!

フェラーリの「ピニンファリーナ」に対抗して、
「ベルトーネ」の活躍が成功の大きな要因だと思うのだが!

特にその頃のベルトーネは、チーフデザイナーのマルチェロ・
ガンディーニがノリにノッていて、自身が独立するまでは、
ベルトーネで大活躍をする。

だから僕としては、M・ガンデーニの活躍がランボルギーニ
を成功させたもっとも大きな要因だと思っている!

特に、この手のクルマは「デザイン」の斬新さが最重要だ!

この成功をベースに徐々にランボルギーニ社は市場の拡大を
意識するようになる。

当然そうなれば、「ミウラ」や「クンタック」のような
派手なクルマでは多くの人に受け入れられない!

これだけランボルギーニの知名度が上がり、
ビジネスとしても成功すれば、経営者としては
次のステップに進むのも当然だろう!

そこでランボルギーニ社が市場拡大を目的として開発したのが、
4シーターでスタイリッシュなクーペ・モデル。

03183

「ハラマ」や「ウラコ」それに「エスパーダ」なのだ!

「ウラコ」はより多くのユーザーを獲得するために、
ポルシェを意識したスモールサイズで、
ミドシップの2+2とした。

そして「ハラマ」は当時、世界中で人気があった
高級2ドアクーペ市場にオートマチック車を用意して
参入したのだと思う!

03184

当時この分野で特に人気が高かったのは、メルセデスやBMW
の伝統あるメーカーが出す2ドアで5人乗りのクーペだった。

メルセデスはベンツSLCを筆頭に、各クラスでシリーズ化し、
BMWもクーペのCSモデルは大変な人気があった!

余談だが、トヨタの「ソアラ」もこのときに誕生した!

だからこの「ハラマ」は最もスーパーカーらしくないモデルで、
デザインもおとなしく、2+2の2ドア・クーペで、
オートマチックも用意されていたのだが!

03185

こんなことがあった!

当時、この「ハラマ」のオートマティック・モデルに、
メルセデス・ベンツ450SLCから乗り換えた人がいた。

年配のお客さんで、何台も色んなクルマに乗ってきた人だが!

納車したその日に電話が掛った!

「上り坂になるとクルマのスピードがドンドン落ちて来て」と
言うのだ!

そこで僕が「床が抜けるほどアクセルを踏んでください」って!
そうすればキックダウンすると思って言ったのだが!

ベンツ450SLCのように自動的にギアが落ちない。

要するに、メルセデスやBMWやジャガーに乗れる人でも、
この「ハラマ」には乗れないということだ!

同じオートマチックとは言え、中身の機構が違う。

この頃のイタリア車には、僕の偏見かもしれないが、
見かけが似てれば的な感覚が多かったように、
記憶しているのだが!

そんなことでランボルギーニ社の野望は潰えたのだろう!

|

« クルマお宝話(35)スーパーカー裏話シリーズ | トップページ | クルマお宝話(37)スーパーカー裏話シリーズ »

1.クルマお宝話」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« クルマお宝話(35)スーパーカー裏話シリーズ | トップページ | クルマお宝話(37)スーパーカー裏話シリーズ »