«  クルマお宝話(24)大好きなジャガー | トップページ |  クルマお宝話(26)F1のスポンサーとロールスロイス »

2008年2月 9日 (土)

クルマお宝話(25)モーガンと個性的な二人

   

名は体を表すというが、クルマも充分その持ち主を表すと思う。
今回はモーガンを選んだ素晴らしく個性的な二人を紹介しよう!

まずは、お宝話(24)の最後に書いたモーガンを買った息子さん
の話から!

僕は本当は飽き性なのかも知れない!
と言うのは、好きなクルマが次から次と変わっていく。

そうかと言ってそれまでのクルマがきらいになった訳ではない!
次々に興味の対象が増えると言った方が適切だろう。

僕の場合、好きになる基準は国単位でクルマそのモノを直接好きに
なることは稀だ!

自己分析した結果、これは多分に26歳から頻繁に海外に出かける
ことが主因だと判明したが!

当然お宝のクルマを探しに外国に行くのだから、車文化がそれぞれに
発展している国ということになる。

その頃だと、イタリア、西ドイツ、フランス、イギリス、ぐらいで、
今でもヤフーの中古車物件検索を見たらスエーデン、南アフリカ、
韓国が増えたぐらいで自動車先進国はまだまだ健在だ!

そんな訳で訪れる国のクルマや会社の成り立ちなどを、
前もって調べるから自然に興味がわいてしまう!

この時期は丁度イギリス車に凝っているときで、前回のジャガーに
始まってモーガン、パンサー、ロータス、ミニ、バンデンプラス、
など片っぱしから集めて、最終的にはロールスロイスにまで
興味を持ってしまった!

例のジャガーEタイプの紳士の息子さんが来られたときは、
イギリス車に凝っている時期で3台のモーガンが展示してあったと思う。

一台はブラックのモーガン+4でトライアンフのエンジンが積んである
特別なモデルで内装はウオールナット、本革張りの豪華な仕様だ!

02081

もう一台のグリーンのモーガンは4+4の名称で4人乗りの非常に珍しい
モデルで、多分そのころ国内に一台だったと記憶している。

02082 02083

残る一台はグリーンのモーガン+4で標準的なモデルの2シーターで、
新車のような状態のクルマだった。

その3台の中から、紳士の御子息がグリーンの2シーターを見つめながら、
いかにも英国通といった感じの紺のジャケットにストライプのネクタイを
自然に着こなした、その出で立ちで!
「このモーガンは売り物ですか?」と物静かに聞かれた。

02084

僕は一瞬、この中年の紳士が本当にモーガンに!・・・と思ったが、
でも、そうだとしたら似合うだろうな~と内心思っていた。

02085

それから話がはずんで・・・・・!
ケンブリッジ大学を出てイギリスに長く住んでいたことや、
イギリスでよく見かけたモーガンを探していたことなど色々話すうちに、
なんとあのジャガーEタイプの紳士の御子息であることが判明した。

すでに20年の時を経ており、これを機にお逢いしたかったのだが、
残念なことに御尊父はすでに天国へ・・・でもこの縁をつくってくれた!

という訳で一瞬にして親しくなってしまったのだが、
それにしても父君も御子息も本当に個性的な紳士だったな~と思う!

だって御子息なんぞ真冬でもモーガンの幌を外してオープンで、
バーバリーのコートの襟を立て、助手席にゴルフバッグを乗せて、
しごく当たり前のように走るさまは誰にも真似はできないだろう!

僕は、ひょっとしてクルマより人の方が好きだったのかも!

もう一人モーガンが良く似合う個性的な人を紹介しよう。

信州の八ヶ岳でレストランとコテージを経営してるという人から
カーグラフィックの広告を見たと電話が入った。

02086

この人もモーガンを探していたのだという。

電話で詳しくクルマの状態を話したら京都にモーガンを見に行くよと!
それにしても遠いところから本当に・・・・と思っていたらご夫婦で
本当に京都に来られた。

お会いしてまずビックリしたのは、ご主人が50歳で奥様が25歳の
親子のような仲のいいカップルだった!

自然のなかで暮されているからだろう、おおらかな気持ちと優しさが
にじみ出ている。

そんなご夫婦が自分たちでモーガンに乗って信州まで帰るという!
モーガンで信州までと驚いていたら、
その後もちょくちょくモーガンに乗って京都まで遊びに来られた。
壺に入った特製の自家製カレーを必ずおみやげに持って!

そのカレーの味が忘れられず、とうとう会社の人たちとスキーを
口実に泊まりがけでコテージ目掛けて出かけた!

スキーで疲れて冷えた体を暖めてくれる大きな舶来のストーブや、
美味しいカレーに、美味しいコヒーが懐かしくよみがえる!

ご夫婦の生活の場に行ってみて、はじめてなぜモーガンなのかが
分かった気がした。

やはりイギリスのカントリーロードに似た静けさと落ち着きがある。
そんなカントリーロードに似合うのは、やはりモーガンだろう!

だから不便とか不自由とか、そんなことを気にしないおおらかな
気持ちと自然に対する優しさがなければ暮せないのだろう!

モーガンが縁で素晴らしいご夫婦に出会って・・・・・!

このときも将来こんな人たちに愛されるクルマを造りたいと、
ちょっぴり思ったのかもしれない!

|

«  クルマお宝話(24)大好きなジャガー | トップページ |  クルマお宝話(26)F1のスポンサーとロールスロイス »

1.クルマお宝話」カテゴリの記事

コメント

モーガンと言えば・・・五木寛之さんの「雨の日には車を磨いて!」の中に出てきた時に初めて存在を知りました。
あの本の冒頭に出てくる“シムカ1000”・・・未だにどんなクルマか、形すら知らないですが、あの本を読んで以来~メチャ気になってます。

投稿: BLACKDICE | 2008年2月18日 (月) 19時13分

ノーマルのシムカ1000も結構人気があるクルマでしたが
やはりシムカラリー3でしょう!
33年まえ僕が輸入したラリー3の記事がカーグラフィック
に掲載されてます。
バックナンバーで!

投稿: 富田義一 | 2008年2月19日 (火) 12時49分

モーガン4シーターの幌付き写真が珍しくて、勝手ながら、この回にリンクを貼らせていただきました。
学生時代「トミタ夢工場」の傍を通り珍しい自動車を眺めるのが秘かな愉しみでした。
ブログで語られる富田さんの逸話や貴重な写真が拝見できることを、これからも愉しみにしています。

投稿: 量端子 | 2009年2月 2日 (月) 19時46分

そうでしたか、学生時代は近くに・・・。

僕も4シーターのモーガンは、これ以来見た事がないですよ・・・!

懐かしいですね~。

投稿: 富田義一 | 2009年2月 3日 (火) 11時56分

雑誌を見てトミタオートにコンタクトとは私と全く同じです。クルマのグレードは大きく違いますが、まさかその一年後に香港駐在と知る由もない、私は1994年雑誌広告で見たトミーカイラ(tb レガシィ)にすっかり魅せられてしまい欲しくなってしました。ところがそこには資料が欲しければ、切手付き返信封筒を送れとあるではないですか。「なんだこの高飛車な会社」これが私のトミーカイラに対する第一印象でした。
しかし妻が、下妻さんと上手く交渉し、資料を無料(冨田社長に対する背任行為?(笑))で資料を頂いた上にtb試乗のチャンスも頂き、すっかりトミーカイラの虜になってしまいました。
結果的には何故かM25 Stage2を購入し、^_^ここから私のトミーカイラライフがスタートしました。
背任行為の下妻さんの名誉の為はな申し上げますが、その後トミーカイラR-Sを購入した際、カタログでは付いていたリアウィングのトミーカイラのロゴが無かった為、「まさか買えと言うんじゃないですよね?」と伺ったところ「はい、お買い求め下さい。」との返事。一千万以上する車で千円のステッカー代取る。笑えますが、下妻さんの仰る「京都の会社ですから」を身をもって感じましたし下妻さんは社命に忠実な模範社員だったのでしょう。(笑)
ちなみに最初ねM25購入際も「値引きは?」に対し「京都の会社ですから」で値引きゼロでした。それでも欲しいトミーカイラでした。復活を‼

投稿: 髙野 勉 | 2013年3月21日 (木) 21時19分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



«  クルマお宝話(24)大好きなジャガー | トップページ |  クルマお宝話(26)F1のスポンサーとロールスロイス »