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2007年12月14日 (金)

クルマお宝話 (11) 「イタリア」お宝さがしの旅

これから書くイタリアの旅は、多少前後するが26才の終盤で
いまから思えばスーパーカーブームの臭いがすでにあった。

だからイタリアに行ったのだろう!

自分で言うのもなんだけど、結構ビジネスのカンはあったと思う。
まだ日本人が余り海外にビジネスを求めていなかった時代だ。

大企業なら話は別だが、僕のように零細企業が海外からモノを
仕入れて日本でビジネスにするなど、ほとんどなかったと思う。

地元の銀行など海外取引の経験や知識が全くなく、
海外送金やLCの組み方など僕が調べて教える始末で、
とうとう東京銀行から僕のために人を迎え入れたほどだ。

創業から僅かな年数しか経っていなかったが、仕事は順調で
事業は急拡大して行った。

単純に言えば、自分が好きなクルマだけを探して手に入れる!
自分は誰よりもクルマが好きだから、当然詳しいし見る眼もある。
自分はクルマ好きの代表なのだから、僕が欲しいクルマは必ず
クルマ好きの人が欲しがると信じて疑わなかった。

だからその頃の僕は毎日が楽しくて仕方なかったし、
まして苦労などとは思ったこともなかった。

当然、事業が拡大しているのだから資金繰りは大変だったが!
ほんとに若いってことは素晴らしいとつくづく感じる。

だから何歳になっても自分が若いと思えば誰もが
チャレンジすべきだと思う。

僕もいつまでも若い感性でいたいからこそ、
自分の心と身体をチューニングしているのだ。

前置きが長くなったが、そろそろイタリアに出かけよう。

そのころイタリア在住で、鞄や靴を日本に卸して成功していた
デザイナーに京都で知り合った。

その彼にイタ車の話をしたら結構詳しく、乗ってきた。
「3日後にイタリアに帰るから希望のクルマは間違いなく探すよ」

ほんとに2週間程して国際電話が掛かってきた。

「フェラーリディノが5台、ランボルギーニミウラを3台確保したよ」
僕が注文したのはディノが3台、ミウラを1,2台ほどだが、
「よくこんな短時間で探せたね~、」って僕が言ったら、
「それだけじゃないよ、ランボルギーニの代理店の話がある
から、すぐにイタリアに来てくれ!」って言うので
「出来るだけ早く行くよ!」って即答した。


フェラーリディーノ246GT

フェラーリディーノ246GT

フェラーリディーノ246GTS

もちろん海外など初めてで、パスポートやビザの申請から航空
チケットまで全部自分でやった。

はじめての海外旅行、はじめての飛行機、しかも一人!
南廻りで20時間以上かかったが、
ナニがなにやら分からぬ内にイタリアについてしまった。

迎えに来ているハズの彼は、探せどもいない!
電話しようにも小銭がないし、イタリア語など話せる訳がない!

それでもナントかなるもので、
「プロント、プロント、マイネーム、トミタ」などとほざいていると、
後ろから「ごめん、ごめん、渋滞で!」・・・・・ほっとした。

イタ車でお迎えかと思いきや、BMWの2リッターセダン。
聞いてみるとイタ車はすぐ壊れるので、社会的に地位のある
人はメルセデスかBMWに乗っているのだそうだ。

そのBMWで、まずはトリノに行くという!
ランボルギーニが本社を建設中で、そこに行くらしい。
(記憶が薄いので違うかも!)

アウトストラーダ(高速道路)でおどろいたのは、ノーマルの
2リッターBMWがとんでもなく良く走るのには正直びっくりした。
やはり、いつも高速道路を走っているから、
俗に言う走りグセがついているのだろう!

こんなことを感じてしまうほど、日本の交通事情は遅れていた。

それにしても、
もう2時間もアウトストラーダを走っているというのに、
フェラーリやマセラティなど「高速道路御用達」のクルマや
心ときめくクルマに一台も出くわさない。

「僕が想像していた光景とはずいぶんと違うけど!」って聞くと
「そういうクルマは海岸辺りの別荘で眠っているよ」って!

「お金持ちは普段、そういうクルマにはあまり乗らずに、
運転手付きのリムジンに乗っているよ」だって!

滞在中、一度だけだが“これぞ”と思うシーンに
アウトストラーダで出くわした。
いつものように助手席に乗っていたら

「富田さん!来た、来た、後ろ、後ろ見て!」って叫ぶ!
紛れもないスーパーカー・・・・・ランボルギーニミウラだ!
とんでもないスピードでグン、グン、グンと急接近!
ライオンの雄叫びをあげながらブッ飛んでいった!


ランボルギーニミウラ

ランボルギーニミウラ

ランボルギーニミウラSV

ランボルギーニミウラSV

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コメント

 私がランボルギーニ・ミウラを初めて見たのが映画「個人教授」だったの記憶しています。この世にこんなにかっこいい車があるものかと鮮烈に覚えています。

投稿: tkVOXY | 2007年12月14日 (金) 23時17分

富田さん
今回は大好きなディーノ、ありがとうございます。
ホント、素敵なラインですね。一度は乗ってみたいです・・・。
乗り味はどんな感じだったんですか?

P.S.ディーノと904、大丈夫、間違いませんよ~(^^)

投稿: さわ | 2007年12月15日 (土) 10時29分

う~ん、乗り味ね~!
基本はFIATの6気筒ですけど、
マフラーのチューニングが上手く
結構いい音でまぁまぁ走りますよ!

其れより乗り味がすべてのクルマかな~、
デザインを含めて!

投稿: 富田義一 | 2007年12月17日 (月) 20時18分

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